全市全郡2013 参戦記
2013-10-14
副題:家宝は待てても寝ててはチャンスが逃げていく・・・その上宿題が一杯だぁぁ
コンテストって気合いの入り具合と結果が反比例し易い
って、端から愚痴モードですが、過去の例を見ないほどちゃんと準備したつもりが平凡な結果に終わってしまった今年の全市全郡コンテスト・・・まずはその様子を書き留めておきたいと思います。
今回の目標は「300局超え」です。普通に運用すると4Hほどはロスします(仮眠を含めて)ので、15局/H以上が平均ノルマになります。これは正直厳しいんですが、ここまで行ければ正味120度ぐらいしか開けていない「8mHのアパマン・ハム@QRP」としてはまずまずなんじゃないかなぁ・・・と思っていますし、飽きずに無理なくコンテストに没頭できる局数でもあると思っています。
ここ1週間ほどを掛けてコンテスト直前までTYPE-Ⅲ関連を改良、さらにはちょっとローディングし過ぎの釣り竿君のローディングコイルを一巻き解いたため、コンテスト直前に一旦釣り竿君を上げて80/40mを確認・・・何れもバッチリで一安心
40mについては同調が取り易くなりました。6mはいつものロッド・ダイポール、2m/70cmはモビホですが、これらも問題なく動作し、スタート地点である6mでコンテスト開始を待ちました。
昨今、コンテスト前の試験電波発射や周波数確保の「V V V DE・・・」は少なく、直前まで静まり返っているのが通例。そこでSSB帯を狸ワッチしていると常連さんが聞こえており、まぁひとまず安心してスタート時間を迎えました。
◆ スタートダッシュが付かなくなった6m
6mの始めの1Hは18局くらいのレート・・・というのが毎度の様子。今年のALL JAではこの局数がキープできず、一抹の不安があったんですが、まぁそこそこ聞こえていますのでとりあえず呼び回ると、1局目は直ぐにGet したものの2局目が6分後という案配で、あんまり幸先が良くありません。電信電話の参加局は6mSSBでスタートする方も多いんでしょうが、結局最初の1Hで13QSOという体たらく
そこで、下手に6mで粘るのを止め、2m/70cmへスイッチしました。
◆ 2mは案外イケてる
6m&Dの経験から、2mは結構沢山QSOできることが想像できたため2mへスイッチ・・・すると、かなり多数の局が聞こえています。ミニ・エレキーも絶好調で片っ端から呼び出し、23時までの1Hで19QSO
6m&Dで気になった混信もIC-821の500Hzフィルタで十分切れますから運用上困ることはほぼありませんでしたが、S+20dB程度の局が出没すると、±15KHzくらいは「パリパリ」といったカブりが発生。この辺り、もう少しマシかなぁ・・・と思っていたんですが、まぁこの時代の「デュアルゲートMOS-FET」はこんなもんでしょうし、抑圧される感じはなかったんでまずは合格。この点、結構気にしていた部分だったんで少しホッとしました。
また、自動CQ機能でランしてみると何局かお声が掛かりました。初っ端にはこの機能を止めるクセが付いていないため、呼び出し局をPCログにキー入力していたらCQが出始めて驚くなど、このエレキーにありがちなエラーに「作者自身」が引っ掛かるという有様
こうなれば、23時から1Hは70cmにしようと決めて70cmへ・・・ところが、こちらはぽつりぽつりとしか聞こえておらず、数局とQSOして2mへ逆戻り
多分、21-22時台にはもう少し聞こえていたに違いなく、70cmにはもっと早めにオンエアすべきだったような気がしました。
◆ 絶好調の80m
が急転直下・・・
0時を回ると既に40mは国内スキップ模様と踏んで80mへ。決してバンバン飛ぶ要素があるわけではないんですが、何と言っても「80mにもう少しきちんとマッチングさせたい」という願いで試行錯誤したTYPE-Ⅲの腕試しがしたかったわけですから期待大
すると、この期待に応えてくれるが如く、80mはまさに絶好調で「呼べば応答有り」といった案配。過去最高の25QSO/Hを叩き出しました
アパマンハムはローバンドが苦手になりがちですが、ここは案外考え違いをしているのかも。一戸建ての家であっても、お隣さんとの関係性やタワーを建てられないなどなど、そんなに巨大なアンテナを張れない局もいらっしゃるわけで、ローディングDPや長めのGPの方も多いでしょう。こうなると、きちんとマッチングが取れた5m余りの「8mH釣り竿君」も、案外捨てたもんじゃないのかも知れません。
その後、取りこぼしていそうな、或いはこちらにビームを振っていたかも知れない(
)夜中のV/UHF局にCQランで少々呼んで頂き、また戻り、結局04時少し過ぎまで80mにへばりついていましたが、21-03時のレートが16.5局/Hとまずまずの案配。そこで、粗方呼び尽くした感じの80mのさらなる改良をと、80m用のローディングコイルに小細工・・・ところが、これが悪夢の号令だったようです
◆ 80m同調不能と大寝坊
実は、80mのローディングコイルは明らかに「巻き過ぎ」であり、直前のチェックでは300KHzほど下にマッチングしていたことが判っていました。直前に40m用のローディングコイルを一巻き解いたことから若干は上がっただろうものの、80mの波長から考えて大したこと無いだろうと高を括り、当てずっぽうに6回ほど解いたら「解き過ぎ」が判明
必要なインダクタンスが 得られなくなり、同調点が3.5MHzより上の方にずれていってしまいました・・・。
まぁ、粗方呼び尽くした感じはあったし、既にこのバンドで61QSOという快挙を成し遂げていますから、夕刻から40mで稼げばいいわいと言い訳をして、入眠剤(=
)を飲んで05時から2.5H程寝ようと目覚ましをセットし
確かに目覚ましは鳴りました・・・が、どういうワケかタオルケットの下で鳴っています。スヌーズ機能が付いているため、定期的に鳴っていたことでしょう・・・とここまで書けばお判りでしょう、大寝坊をブッこいてしまいました
何と、起きたら10時半を回っていました
ここ最近仕事が忙しかった割にTYPE-Ⅲ改良で夜更かししていたことに加え、金曜の晩・・・つまりコンテスト前夜に会社の飲み会でビールと紹興酒でチャンポンし、コンテスト前に昼寝のつもりがTYPE-Ⅲ改良仕上げなど、良い材料は全くない上に、過ごし易い季節になったなぁ・・・と思ったら記録的に暑い日があって、結構疲れも溜まっていたんでしょうが、こんなに寝過ごしてしまうとは
40mの稼ぎ時を全てフイにし、もうすぐ昼ってな案配で暫し呆然。もう300局狙いは諦め、後は局数が多そうな、或いはまだオンエアしていないバンドを思いつくままに・・・。
◆ 20mにもオンエア、しかし・・・
真っ昼間は40mも死んでいますから、20mを中心とした運用でコツコツ稼ぎました。これは、ステルス君への20m追加の恩恵です。まぁ、効率がよいとは言い難い短縮の仕掛けですが、例によって20mでは6,8エリアが入感。ただ、それなりに苦労してQSO数を重ねていくことになるため局数が伸びません。V/UHFを覗いたり、HFハイバンドで数局拾ったりと、相変わらずシャックとベランダを練り歩きつつ、途中御法度の「昼間っから
」を飲んで汗を掻き・・・って、コンテストの雰囲気じゃなくなってしまいました。やはり、「寝坊という自らの愚」による意気消沈は隠せないわけです。
15時を回ると40mに段々元気が出てきます。このタイミングでS&Pを開始すると、流石に殆どQSOしていませんからQSO数が15時台1Hで15QSOまで回復するもステルス君では応答率が悪く、その後は局数があまり伸びていきませんでした。
◆ 40m不調、そして・・・
18時を回ると「釣り竿君タイム」になります。40mを引き続き運用してみたんですが、CONDX自体もあまり良いとは言えず、早めに近場が出感し始める始末
それでも「残り2H」の時点で200局は超えました。この辺りは普通~に越えられるようになったということでしょうね。
どんどんと弱くなっていく40m以外に局数稼ぎ・・・となると、やはり80mの隙間で昨日の取りこぼしを拾うというのが現実解。しかし、「コイル解きすぎ事件」で普通にはオンエアできず・・・。そこで、急遽同じ太さのコイルを追加接続してTYPE-Ⅲでマッチングを取りオンエア。若干効率は悪くなっているんでしょうが、ラスト1Hが13QSOとなり、今年の全市全郡は終了となりました。
◆ 体調管理と「悪癖治し」が重要課題か
ここ数年間のコンテスト参戦記を見ると、仮眠の取り方で失敗しているものが多いです。これは、明らかに「目覚ましの改善」という部分が必要、それも二度寝してしまうことが多そうですから、月並みですが「目覚まし二個作戦」とか、そういうところに改善余地がありそうです。
また、コンテスト中にあれこれ弄ってしまうのも悪い癖で、解き過ぎたコイルの材料を近くの百均まで買いに行くという辺りも、直さなければ行けない「悪癖」でしょう。
それでも総QSO数は220局に上り、少なくとも「200局が本当の最低ボーダー」とは言えそうですし、80mは73QSOにもなりました。思えば、「このバンドに出ることができればあと数局分は得点が増えるなぁ・・・」と振り返っていた過去のコンテストからすれば、随分様変わりしたもんです
不満は沢山残ってしまいましたし、課題もまだまだ見つかりましたから、またしても「来年」に向けての準備を進めようと思いますって早すぎだろがぁぁ
最後は懲りずに記念撮影。

今回はTS-590/IC-821にそれぞれパドルを接続、上に書いたようにIC-821の方にはミニ・エレキーを使ってみました。自動CQなどのメッセージ・キーヤー機能はやはり重宝します。
一方、TYPE-Ⅲはコネクタ位置を逆にしました。この方が外(っていうか、洗濯機の上)に置いた際の収まりが良く、ここは大いに改善。そして、紫コイルをビニールテープでグルグル巻きにしてあるボトル・・・今回の失敗はこれをコンテストの最中に改良しようとしたこと・・・これと大寝坊が全てだったとも言えますが、何にせよ特に頑張ってくれたキャストは、今回はこのぐらいでしょうかね。
特に悪天候に悩まされることなく、「鳴かず飛ばず」の全市全郡2013は無事終了、交信して頂いた各局、貴局の「
」のお陰・・・ありがとうございました。お疲れ様でした、自分・・・っておい

コンテストって気合いの入り具合と結果が反比例し易い

今回の目標は「300局超え」です。普通に運用すると4Hほどはロスします(仮眠を含めて)ので、15局/H以上が平均ノルマになります。これは正直厳しいんですが、ここまで行ければ正味120度ぐらいしか開けていない「8mHのアパマン・ハム@QRP」としてはまずまずなんじゃないかなぁ・・・と思っていますし、飽きずに無理なくコンテストに没頭できる局数でもあると思っています。
ここ1週間ほどを掛けてコンテスト直前までTYPE-Ⅲ関連を改良、さらにはちょっとローディングし過ぎの釣り竿君のローディングコイルを一巻き解いたため、コンテスト直前に一旦釣り竿君を上げて80/40mを確認・・・何れもバッチリで一安心

昨今、コンテスト前の試験電波発射や周波数確保の「V V V DE・・・」は少なく、直前まで静まり返っているのが通例。そこでSSB帯を狸ワッチしていると常連さんが聞こえており、まぁひとまず安心してスタート時間を迎えました。
◆ スタートダッシュが付かなくなった6m
6mの始めの1Hは18局くらいのレート・・・というのが毎度の様子。今年のALL JAではこの局数がキープできず、一抹の不安があったんですが、まぁそこそこ聞こえていますのでとりあえず呼び回ると、1局目は直ぐにGet したものの2局目が6分後という案配で、あんまり幸先が良くありません。電信電話の参加局は6mSSBでスタートする方も多いんでしょうが、結局最初の1Hで13QSOという体たらく

◆ 2mは案外イケてる
6m&Dの経験から、2mは結構沢山QSOできることが想像できたため2mへスイッチ・・・すると、かなり多数の局が聞こえています。ミニ・エレキーも絶好調で片っ端から呼び出し、23時までの1Hで19QSO

また、自動CQ機能でランしてみると何局かお声が掛かりました。初っ端にはこの機能を止めるクセが付いていないため、呼び出し局をPCログにキー入力していたらCQが出始めて驚くなど、このエレキーにありがちなエラーに「作者自身」が引っ掛かるという有様

こうなれば、23時から1Hは70cmにしようと決めて70cmへ・・・ところが、こちらはぽつりぽつりとしか聞こえておらず、数局とQSOして2mへ逆戻り

◆ 絶好調の80m

0時を回ると既に40mは国内スキップ模様と踏んで80mへ。決してバンバン飛ぶ要素があるわけではないんですが、何と言っても「80mにもう少しきちんとマッチングさせたい」という願いで試行錯誤したTYPE-Ⅲの腕試しがしたかったわけですから期待大


その後、取りこぼしていそうな、或いはこちらにビームを振っていたかも知れない(


◆ 80m同調不能と大寝坊
実は、80mのローディングコイルは明らかに「巻き過ぎ」であり、直前のチェックでは300KHzほど下にマッチングしていたことが判っていました。直前に40m用のローディングコイルを一巻き解いたことから若干は上がっただろうものの、80mの波長から考えて大したこと無いだろうと高を括り、当てずっぽうに6回ほど解いたら「解き過ぎ」が判明

まぁ、粗方呼び尽くした感じはあったし、既にこのバンドで61QSOという快挙を成し遂げていますから、夕刻から40mで稼げばいいわいと言い訳をして、入眠剤(=


確かに目覚ましは鳴りました・・・が、どういうワケかタオルケットの下で鳴っています。スヌーズ機能が付いているため、定期的に鳴っていたことでしょう・・・とここまで書けばお判りでしょう、大寝坊をブッこいてしまいました


ここ最近仕事が忙しかった割にTYPE-Ⅲ改良で夜更かししていたことに加え、金曜の晩・・・つまりコンテスト前夜に会社の飲み会でビールと紹興酒でチャンポンし、コンテスト前に昼寝のつもりがTYPE-Ⅲ改良仕上げなど、良い材料は全くない上に、過ごし易い季節になったなぁ・・・と思ったら記録的に暑い日があって、結構疲れも溜まっていたんでしょうが、こんなに寝過ごしてしまうとは

◆ 20mにもオンエア、しかし・・・
真っ昼間は40mも死んでいますから、20mを中心とした運用でコツコツ稼ぎました。これは、ステルス君への20m追加の恩恵です。まぁ、効率がよいとは言い難い短縮の仕掛けですが、例によって20mでは6,8エリアが入感。ただ、それなりに苦労してQSO数を重ねていくことになるため局数が伸びません。V/UHFを覗いたり、HFハイバンドで数局拾ったりと、相変わらずシャックとベランダを練り歩きつつ、途中御法度の「昼間っから

15時を回ると40mに段々元気が出てきます。このタイミングでS&Pを開始すると、流石に殆どQSOしていませんからQSO数が15時台1Hで15QSOまで回復するもステルス君では応答率が悪く、その後は局数があまり伸びていきませんでした。
◆ 40m不調、そして・・・
18時を回ると「釣り竿君タイム」になります。40mを引き続き運用してみたんですが、CONDX自体もあまり良いとは言えず、早めに近場が出感し始める始末

どんどんと弱くなっていく40m以外に局数稼ぎ・・・となると、やはり80mの隙間で昨日の取りこぼしを拾うというのが現実解。しかし、「コイル解きすぎ事件」で普通にはオンエアできず・・・。そこで、急遽同じ太さのコイルを追加接続してTYPE-Ⅲでマッチングを取りオンエア。若干効率は悪くなっているんでしょうが、ラスト1Hが13QSOとなり、今年の全市全郡は終了となりました。
◆ 体調管理と「悪癖治し」が重要課題か

ここ数年間のコンテスト参戦記を見ると、仮眠の取り方で失敗しているものが多いです。これは、明らかに「目覚ましの改善」という部分が必要、それも二度寝してしまうことが多そうですから、月並みですが「目覚まし二個作戦」とか、そういうところに改善余地がありそうです。
また、コンテスト中にあれこれ弄ってしまうのも悪い癖で、解き過ぎたコイルの材料を近くの百均まで買いに行くという辺りも、直さなければ行けない「悪癖」でしょう。
それでも総QSO数は220局に上り、少なくとも「200局が本当の最低ボーダー」とは言えそうですし、80mは73QSOにもなりました。思えば、「このバンドに出ることができればあと数局分は得点が増えるなぁ・・・」と振り返っていた過去のコンテストからすれば、随分様変わりしたもんです

不満は沢山残ってしまいましたし、課題もまだまだ見つかりましたから、またしても「来年」に向けての準備を進めようと思いますって早すぎだろがぁぁ

最後は懲りずに記念撮影。

今回はTS-590/IC-821にそれぞれパドルを接続、上に書いたようにIC-821の方にはミニ・エレキーを使ってみました。自動CQなどのメッセージ・キーヤー機能はやはり重宝します。
一方、TYPE-Ⅲはコネクタ位置を逆にしました。この方が外(っていうか、洗濯機の上)に置いた際の収まりが良く、ここは大いに改善。そして、紫コイルをビニールテープでグルグル巻きにしてあるボトル・・・今回の失敗はこれをコンテストの最中に改良しようとしたこと・・・これと大寝坊が全てだったとも言えますが、何にせよ特に頑張ってくれたキャストは、今回はこのぐらいでしょうかね。
特に悪天候に悩まされることなく、「鳴かず飛ばず」の全市全郡2013は無事終了、交信して頂いた各局、貴局の「


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コメントの投稿
No title
80mで大苦戦したので、参考にさせていただきます。
やはりマッチングですね。
ちなみに、ここ最近は6mよりも2mの方が稼げます。(^^)
やはりマッチングですね。
ちなみに、ここ最近は6mよりも2mの方が稼げます。(^^)
初めまして!
JN1BBOさん
コメントありがとうございます&2mでのQSO、ありがとうございました。
やはりローバンドは、アンテナとの「駆け引き」かと思っています(^^;
お近くかと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
コメントありがとうございます&2mでのQSO、ありがとうございました。
やはりローバンドは、アンテナとの「駆け引き」かと思っています(^^;
お近くかと思いますので、今後ともよろしくお願いします。