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SGモドキに広帯域アンプを接続してみる

2013-10-24      
 クラニシのアンテナアナライザ「クラニシ君」ことBR-210は、普段のオンエアでバンド切り替えした際のSWR調整に使っています。我が測定器群の中では使用頻度が非常に高く、秋月テスターといい勝負。そして、このアナライザは「SG」としても大変重宝しますが、出力が-3dBmと小さく、お相手がローレベル・パワー計ではちょっと辛い(ってか、測定誤差が大きくなってしまう)ため、+10dBm程度の出力への増強を図るべく「トロ活の広帯域アンプ」を作りました。
 広帯域アンプですから、それがどの程度の範囲をカバーしているかを調べてみると、HF帯から6mまでは入力整合も良いことは直前記事に書きましたが、最終的には「10dBm程度の高周波が各周波数で満遍なく出る」というのが狙い・・・そこで、今日はクラニシ君@SGと接続して、出力電力を細かく測定してみました。



 別に見せびらかすつもりではなく理由があって撮ったスナップですが、ひとまず測定方法が「がさつ」なのはお判りになるでしょう。そもそもこの「ワニ口での測定」では、HFの上の方辺りから「SWRの暴れ」が顕在化し、測定誤差の誘因になります。黄色と白のワニ口の根本に「輪ゴムで縛ってある様子」が見えると思いますが、これでリード線部分を平行にしてやるだけでも、結構結果が違っちゃう場合もあります。ただ、今日のところは「まだ味見中」といった案配で、あんまり気にしていません。

 さて、測定結果です。出力電力・・・というか、ローレベルパワー計の出力電圧を周波数毎にプロットしてみました。



 ローレベル・パワー計の特性は事前に取ってあり、+9dBmが640mV、+11dBmが860mV程度です。今回のアンプ出力は、ひとまず±1dB以内に収まっていればいいわい・・・という感じですので、上のグラフの特性自体はほぼ合格 欲を言えば、あと+0.5dB程度出力が大きいと「10dBm±1dBの出力と威張れそうですから、ちょっと定数を弄っても良いかも知れませんが、まぁこれでも十分な感じですね。

 クラニシ君がぶっ壊れたら洒落になりませんが、ひとまず思った程度の「SGモドキ」は完成しそうです
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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