VR製(?)DDS発振モジュール到着
2013-11-06
香港というと、「中華」と一括りにまとめてしまうのに抵抗が・・・まぁ、それはともかく、AD9851のコントローラまで付いたDDS-SG(と言った方がいいでしょう)を購入してみました。
最近は、かなり「ワルさ」の噂を聞かなくなった中華圏とのネット取引ですが、やはり気になるのは「本当に届くのかしらん・・・」といったところ。それでも、ビビッていてはいつまで経ってもなんで、損しても痛くない程度の小物を買ってみようと画策、Ali Expressを使ってみました。
本当はSGを買うつもりなんて無く、別の欲しいもの(これも後日記事ネタになると思います)を注文してみたんですが、どういうワケかSGも買ってみようと思い立ち、何れも10/27に注文。結果的にSGの方が早く到着しました。まぁ、妥当な日数でしょうかね。
ちょっと怖かったのが、「評価実績無しで最安値のショップ」という大冒険
ただ、こちらが「ちゃんと到着したぜぃボタン」を押さないと取引が成立しないという仕組みらしかったんで、ひとまずこれを信じてみました。

構図が悪いのとLCDに保護フィルムが貼ったままなんで、動作してるんだかなんだか判らないスナップですが、50MHzを発振しているようです。到着したのは、上記の基板とBNC-ワニ口のケーブル、そして9VのACアダプタというセットですから、ひとまず必要なものは揃っていましたが、取説・回路図などはありません
諸元もよく判らなかったんですが、根性(
)で製造元(Instrustarという会社です)を探し当てました。まぁ、そんなに苦もなく「どうやって使うんだ
」くらいは解るわけで、DDS信号源としては黙って発振してればよいわけですから、とにかく波形を見てみることにしました。

これが10MHzの波形です。随分綺麗な感じ
そこで、50MHzも試しに・・・。

同じ写真ではありませんよ
オシロ自身が60MHzまでなんで波形自体勝手に綺麗になっちゃうわけですが、妙なヒゲがあったりくびれがあったりはしないんで、「そこそこイケてるんじゃないの
」といった感じでしょうか。
実は、出力電力(HFの下の方で-1dBm@50Ω)や簡易スペアナで見た高調波(10MHzの第2高調波が大凡-40dB程度)など、一通り確認して「使えるかも
」みたいな手応えを感じましたので、これはまた改めて記事にしようかなぁ・・・と思っていますが、「はてさて、どんな回路構成なんだろう・・・」ここが、気になっちゃうわけです
早速「分解」しました。

STC89C51RCをMCUとして使用しています。ソフトも公開されているのを見つけましたが、開発環境がないんでちょっと改変は難儀そうです。DDSの根幹たる発振子は30MHzの水晶発振器でした(黄色矢印のところ)が、50MHzの波形も「汚くって使えるか
」ってことも無さそうなんでひとまずこれで良さそうです。
電源はいきなり5Vの三端子レギュレータが入っていますから、6Vの電源でもイケそうですが、低ドロップタイプに換装した方が良いかも・・・。
さらに、液晶のバックライトが煌々と照りつけること、電源ONを示す赤いチップLEDが無駄に眩しいこと・・・辺りが文句の付け所でしょう。
なお、コントロールプログラムにバグがあるようで、液晶表示がアップダウンに付いていかないことがありました。まぁ、きちんと(手順通りに)プリセットすればちゃんと動いていますんで、この辺りはご愛敬ということで
これで3000円・・・は安いと言えそうな「『VR』からやって来たDDS-SG」でした。
最近は、かなり「ワルさ」の噂を聞かなくなった中華圏とのネット取引ですが、やはり気になるのは「本当に届くのかしらん・・・」といったところ。それでも、ビビッていてはいつまで経ってもなんで、損しても痛くない程度の小物を買ってみようと画策、Ali Expressを使ってみました。
本当はSGを買うつもりなんて無く、別の欲しいもの(これも後日記事ネタになると思います)を注文してみたんですが、どういうワケかSGも買ってみようと思い立ち、何れも10/27に注文。結果的にSGの方が早く到着しました。まぁ、妥当な日数でしょうかね。
ちょっと怖かったのが、「評価実績無しで最安値のショップ」という大冒険


構図が悪いのとLCDに保護フィルムが貼ったままなんで、動作してるんだかなんだか判らないスナップですが、50MHzを発振しているようです。到着したのは、上記の基板とBNC-ワニ口のケーブル、そして9VのACアダプタというセットですから、ひとまず必要なものは揃っていましたが、取説・回路図などはありません




これが10MHzの波形です。随分綺麗な感じ


同じ写真ではありませんよ


実は、出力電力(HFの下の方で-1dBm@50Ω)や簡易スペアナで見た高調波(10MHzの第2高調波が大凡-40dB程度)など、一通り確認して「使えるかも



STC89C51RCをMCUとして使用しています。ソフトも公開されているのを見つけましたが、開発環境がないんでちょっと改変は難儀そうです。DDSの根幹たる発振子は30MHzの水晶発振器でした(黄色矢印のところ)が、50MHzの波形も「汚くって使えるか

電源はいきなり5Vの三端子レギュレータが入っていますから、6Vの電源でもイケそうですが、低ドロップタイプに換装した方が良いかも・・・。
さらに、液晶のバックライトが煌々と照りつけること、電源ONを示す赤いチップLEDが無駄に眩しいこと・・・辺りが文句の付け所でしょう。
なお、コントロールプログラムにバグがあるようで、液晶表示がアップダウンに付いていかないことがありました。まぁ、きちんと(手順通りに)プリセットすればちゃんと動いていますんで、この辺りはご愛敬ということで

これで3000円・・・は安いと言えそうな「『VR』からやって来たDDS-SG」でした。
- 関連記事
-
- VR製SGの改良完了かな?
- VR製SGの改良開始
- VR製(?)DDS発振モジュール到着
コメントの投稿
2mCWRCかすかすだったです^^;
こんばんは!
これはかなり安いですねー
AD9851入りだと2倍以上のお値段だと思うんですが...このごろはこのDDSチップも安くなっているのでしょうか。基本周波数が30MHzだと50MHzまではOKそうですね。水晶発振器もPLLタイプのものがありますから位相ノイズとかもちょっと気になります。スペアナでは近接、高調波スプリアスなどいかがですか?
これはかなり安いですねー
AD9851入りだと2倍以上のお値段だと思うんですが...このごろはこのDDSチップも安くなっているのでしょうか。基本周波数が30MHzだと50MHzまではOKそうですね。水晶発振器もPLLタイプのものがありますから位相ノイズとかもちょっと気になります。スペアナでは近接、高調波スプリアスなどいかがですか?
今回のRCは短いホイップ・・・
ぶんきゅうさん
コメアリです。自分も「この値段で動くのか・届くのか」(本体が28$弱、送料が10$で書留扱い)と思いましたが、確かに「AD9851」でした(^^;
まだ詳細に調べていませんが、確かに水晶発振器はPLLでしょうから、近接の位相ノイズはちと心配ですね。簡易スペアナのRBWが50KHzもあるんで観測は無理・・・10MHzを発振させてTS-590でモニタしたところでは、特に妙なキャリアにはなっていなかったようです。
また、広い範囲でのスプリアスは特に目立ったものはありませんでした・・・とは言え、簡易スペアナのダイナミックレンジでは-60dB程度までしか見られないため、それ以下のレベルはよく解りません。
詳細は、追々レポートしたいと思います。
コメアリです。自分も「この値段で動くのか・届くのか」(本体が28$弱、送料が10$で書留扱い)と思いましたが、確かに「AD9851」でした(^^;
まだ詳細に調べていませんが、確かに水晶発振器はPLLでしょうから、近接の位相ノイズはちと心配ですね。簡易スペアナのRBWが50KHzもあるんで観測は無理・・・10MHzを発振させてTS-590でモニタしたところでは、特に妙なキャリアにはなっていなかったようです。
また、広い範囲でのスプリアスは特に目立ったものはありませんでした・・・とは言え、簡易スペアナのダイナミックレンジでは-60dB程度までしか見られないため、それ以下のレベルはよく解りません。
詳細は、追々レポートしたいと思います。