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エアコンノイズを元から断つ!

2013-11-16      
 本格的に寒くなってきましたが、今日は正真正銘の小春日和。ベランダでの作業も厭わずできる陽気です。たまたま家族全員が外出で留守番となり、予てから覗いてみたかった「エアコンの中」を観察すべく、ネジ回しを持って出陣

 もうちょっと苦労するとこのブログも盛り上がるんですが(はぁ~)、別に複雑な囲いがあるわけでもなく想像通りの順序でネジを外していくと、制御基板が拝めました。ACラインやコンプレッサにいくケーブルがそれこそ剥き出しで、まぁこんなところからインバータノイズが漏洩してるんだろうなぁ・・・と予想ができますね。

 実は、エアコン自体へのノイズ防御の細工はあまりしたくなかったんですが、パッチンコアで手当てできる程度のことであれば、あんまり透磁率が高くない「ユルユル・コア」で処置すれば安全的にも問題ないでしょう・・・と思い切り、お誂え向きにVDSL-I対策に使って余った秋月コアが5,6個あったために思いつくままに試行錯誤で装着。自宅のエアコンのイズは、40mで大凡S=7程度(MFJ-1025を使った場合はS=3,4程度)。これより少しでも小さくなれば・・・と挑んだわけです。
 無論、作業中はエアコンの電源を抜いては慎重にコアを入れていき、意味がないところのものは外したり、逆に「ここだ」というところには集中的に入れたりしてみました。結果は以下のスナップをご覧下さい。



 そもそも入っていたコアは黄色矢印の先の弱々しい裸のコアのみ・・・随分お粗末なんですね。そこにAC用のコモンモードフィルタ(白)とファンモータ行きの丸形コアを二連、そして、一番効果が高かったコンプレッサ行きのケーブルには、角形コアを5連・・・そして蓋を閉めて実測。

 赤丸で囲んだ角形コアの部分は、1つコアを増やす毎に明らかにノイズが減じていき、最終的にエアコンの蓋を閉めたら(MFJ-1025無しで)S=2時々3まで減衰、かなり効果がありました。多分、このケーブル自体をシールドするなどもっとアグレッシブな対策もあろうかと思いますが、良好なアースもありませんし、素人が手出しできる限界・・・と見切りを付けました。

 S=7のノイズがS=2~3に落ちると、確かに全然違った世界になります。このエアコンノイズ自体は、40m辺りではホワイトノイズに近いためそれほど悪質ではなかったものの、何となく「抑圧を受けている」といった感じに聞こえるこのバンドが、何とか運用バンドになる・・・QRP故にあまり弱い信号は相手になりませんが、「試聴環境としての改善」は随分あったように思います。やはりS5つは大きいな

 これで暫く様子を見たいと思います。

注意:
 パッチンコアの磁気飽和による発熱(最悪の場合、周辺部品の発火⇒火災)や振動(共鳴による騒音)など、結構危険や弊害を孕みます。我が家のエアコンは小さめのため、電流量などから考えて処置してみました。これらを理解せず闇雲にマネされても弱ってしまうんですが、もし同じようなことをやられる場合は「感電への対処」「最悪『故障』させてしまう可能性」などをよく考えた上で、あくまで「自己責任」でお願いします。万一、上記同様の方法で被った如何なる問題、被害等、一切関知致しませんので

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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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