ALL JA 2014の反省など
2014-04-29
反省という言葉には、何か悪いところを顧みて・・・という意味合いが強いんであまり好きな言葉ではありませんが、ひとまずこのタイトルでいきましょう。
◆ 交信局数からの振り返り
百聞は一見にしかず・・・ということで、お決まりの各バンドの局数・マルチと推移のグラフを。

夜中の猛攻は、何といっても「80m の大量交信」に尽きます。軒先の短縮率25%にもなるワイヤーアンテナで、80を超えるQSO数に至るとは思いませんでした。昨年との比較でほぼ倍増な上に、マルチも35とはねぇ・・・。
同じ夜明け前までの40mには丁度01時台にオンエアし、ここも結構なハイペース(28QSO/H)で交信できています。このくらいの時間帯になると、ランしている局を呼べば交信成立という格好に落ち着きますから、オペレーション・テクニックとしては「CQ送出局のコールサインを如何に一発でコピーできるか」という部分で差が出そう・・・まだまだ精進が要りそうです
昼間帯はハイバンドのコンディション次第・・・ということで今年は若干不発気味。20mでは比較的広範囲にQSOできていますが、それ以上のバンドはNG。まぁ、これはある意味「ALL JAらしさ」でもありますね。
19時以降の突出したQSO数は40m。序盤を80m重視にしたため、未QSO局がワンサといたわけですが、釣り竿君が突き出せるラスト2Hという限られた時間では、流石に「拾いきれなかった」という部分もありそうです。しかし、40mのQSO数が100超に至ったのにはちょっとオドロキ・・・っていうか、素直に嬉しかったり
それにしても痛いのは6m
ここ何回かはロッドダイポールを愛用していますが、そもそもこいつはどうなんだろう・・・と、ちょっと過去ログを分析。すると、スタートダッシュで18局/H(2012年のACAG)というのが最高記録であることが判明しました。つまり、「もう少しイケてたじゃん・・・」という買いかぶりが6mにはあったようで、本質的な見直しが必要だということになるでしょう。
◆ 主軸をローバンドにするためのさらなる一手
80m/40mの実力が段々と判ってきたところで、闇雲なバンドスイッチではなく「意味あるスケジューリング」を考えておいた方がよさそうです。
当初は、開始直後の混雑⇒潰し合いを極端に避けて考えていましたが、どうやら「250Hz戦法」・・・DSPでCWの帯域を絞り込み、ドンピシャで呼んでいけば、ある程度「QRPは弱いからQSOできない」という当たり前が、当たり前ではなくなるようです。昨今のリグの高性能化が醸し出す妙味とでも言ったらいいんでしょうかね・・・。
今年は22時半過ぎに早くも80mへ。もう少し細かく見ると、22:36 から22:58 までの都合23分で11QSO・・・結構なハイペースで交信成立しています。これが40mだったら・・・この点が経験的に知らない部分です。
先の記事に記したようにMUFの日変化は、コンテスト開始から夜明けに向かって下がる傾向であり、どちらかというと早めの時間に40mへQSYできた方が、マルチ獲得面で有利そう。ということは、6mスタートダッシュの次にQSYする周波数帯は40mが良いように思います。秋の全市全郡辺りでお試しもアリかな・・・とは思うものの、2m/70cmはどうなるんだぁ
◆ 20mと6mのQSO効率を高めるアンテナの工夫
2012年からの参戦で必ず6エリアを中心としたマルチ獲得ができる20mについて、今年はステルスくん内蔵の短縮コイルを使った「ド短縮DP」で参戦しました。まぁ、結果的にはこれでも良かったわけですが、もう少し効率の良い形に持って行くことは「ベランダ内」であってもできそう。ワニ口+ビニール線+短縮コイルという格好で造作し、約8mある我が家のベランダをフル活用すれば、少しはマシになる気がします。
6mは先にフライングして書いてしまいましたが、ロッドダイポールの見直しは勿論、もう少しチャレンジする余地は残されています。国内コンテストでこのバンドは必須バンドになっていますから、本腰を入れて再考しないと・・・。
◆ 符号送出に関わる改善の検討
些か取り辛そうなサフィックスの文字間について、適正な「単点3つ分」よりも気持ち長めな間隔の符号を送出しようとも思います。こればっかりは「正解」は無いわけですし、或いは逆効果かも知れませんから「実験的に良い頃合いを見つける」ということになりそうです。皆様のご協力をお願い致します(って、おい
)
また、当分はCTESTWIN のご厄介になるものと思われますが、今回はCQランニングでも収穫がありましたので、この部分を効率よくするためにもCQ自動送出に纏わる部分を、運用し易い形に持って行きたいと思います。
◆ 円滑なアンテナ切替方式の検討
よく考えてみたらコンテストの際にだけ、アンテナ切替がスムーズにできるような仕掛けが必要なわけで、常に準備しておくようなものとは離して考えればいいんだ・・・と、今更ながらに気づいてしまいました
機能的には以下の通りです。
・アンテナ切替
・SWR検出
・アンテナとのSWR整合
今の形態では、80,40,20m(時に15m・・・滅多に無い)に釣り竿君を使う場合には必ずカップラ(TYPE-Ⅲ)による調整が必要ですが、この部分だけでも「ワンタッチ化」ができれば、かなり効率よく運用できるようになるでしょう。この辺りも欲張らず、さらに段階的な工夫をしていきたいと思います。
結局、毎度課題が生じますが、これらを来年活躍への原動力にしたいと思います。
◆ 交信局数からの振り返り
百聞は一見にしかず・・・ということで、お決まりの各バンドの局数・マルチと推移のグラフを。

夜中の猛攻は、何といっても「80m の大量交信」に尽きます。軒先の短縮率25%にもなるワイヤーアンテナで、80を超えるQSO数に至るとは思いませんでした。昨年との比較でほぼ倍増な上に、マルチも35とはねぇ・・・。
同じ夜明け前までの40mには丁度01時台にオンエアし、ここも結構なハイペース(28QSO/H)で交信できています。このくらいの時間帯になると、ランしている局を呼べば交信成立という格好に落ち着きますから、オペレーション・テクニックとしては「CQ送出局のコールサインを如何に一発でコピーできるか」という部分で差が出そう・・・まだまだ精進が要りそうです

昼間帯はハイバンドのコンディション次第・・・ということで今年は若干不発気味。20mでは比較的広範囲にQSOできていますが、それ以上のバンドはNG。まぁ、これはある意味「ALL JAらしさ」でもありますね。
19時以降の突出したQSO数は40m。序盤を80m重視にしたため、未QSO局がワンサといたわけですが、釣り竿君が突き出せるラスト2Hという限られた時間では、流石に「拾いきれなかった」という部分もありそうです。しかし、40mのQSO数が100超に至ったのにはちょっとオドロキ・・・っていうか、素直に嬉しかったり

それにしても痛いのは6m

◆ 主軸をローバンドにするためのさらなる一手
80m/40mの実力が段々と判ってきたところで、闇雲なバンドスイッチではなく「意味あるスケジューリング」を考えておいた方がよさそうです。
当初は、開始直後の混雑⇒潰し合いを極端に避けて考えていましたが、どうやら「250Hz戦法」・・・DSPでCWの帯域を絞り込み、ドンピシャで呼んでいけば、ある程度「QRPは弱いからQSOできない」という当たり前が、当たり前ではなくなるようです。昨今のリグの高性能化が醸し出す妙味とでも言ったらいいんでしょうかね・・・。
今年は22時半過ぎに早くも80mへ。もう少し細かく見ると、22:36 から22:58 までの都合23分で11QSO・・・結構なハイペースで交信成立しています。これが40mだったら・・・この点が経験的に知らない部分です。
先の記事に記したようにMUFの日変化は、コンテスト開始から夜明けに向かって下がる傾向であり、どちらかというと早めの時間に40mへQSYできた方が、マルチ獲得面で有利そう。ということは、6mスタートダッシュの次にQSYする周波数帯は40mが良いように思います。秋の全市全郡辺りでお試しもアリかな・・・とは思うものの、2m/70cmはどうなるんだぁ

◆ 20mと6mのQSO効率を高めるアンテナの工夫
2012年からの参戦で必ず6エリアを中心としたマルチ獲得ができる20mについて、今年はステルスくん内蔵の短縮コイルを使った「ド短縮DP」で参戦しました。まぁ、結果的にはこれでも良かったわけですが、もう少し効率の良い形に持って行くことは「ベランダ内」であってもできそう。ワニ口+ビニール線+短縮コイルという格好で造作し、約8mある我が家のベランダをフル活用すれば、少しはマシになる気がします。
6mは先にフライングして書いてしまいましたが、ロッドダイポールの見直しは勿論、もう少しチャレンジする余地は残されています。国内コンテストでこのバンドは必須バンドになっていますから、本腰を入れて再考しないと・・・。
◆ 符号送出に関わる改善の検討
些か取り辛そうなサフィックスの文字間について、適正な「単点3つ分」よりも気持ち長めな間隔の符号を送出しようとも思います。こればっかりは「正解」は無いわけですし、或いは逆効果かも知れませんから「実験的に良い頃合いを見つける」ということになりそうです。皆様のご協力をお願い致します(って、おい

また、当分はCTESTWIN のご厄介になるものと思われますが、今回はCQランニングでも収穫がありましたので、この部分を効率よくするためにもCQ自動送出に纏わる部分を、運用し易い形に持って行きたいと思います。
◆ 円滑なアンテナ切替方式の検討
よく考えてみたらコンテストの際にだけ、アンテナ切替がスムーズにできるような仕掛けが必要なわけで、常に準備しておくようなものとは離して考えればいいんだ・・・と、今更ながらに気づいてしまいました

・アンテナ切替
・SWR検出
・アンテナとのSWR整合
今の形態では、80,40,20m(時に15m・・・滅多に無い)に釣り竿君を使う場合には必ずカップラ(TYPE-Ⅲ)による調整が必要ですが、この部分だけでも「ワンタッチ化」ができれば、かなり効率よく運用できるようになるでしょう。この辺りも欲張らず、さらに段階的な工夫をしていきたいと思います。
結局、毎度課題が生じますが、これらを来年活躍への原動力にしたいと思います。
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コメントの投稿
交信ありがとうございました。
ALL JA 80mでの交信ありがとうございました。コピーに手間取り,お手数おかけました。
夜の80mは稼ぎどころですよね。私は80mシングルバンド参戦だったんですが私用で参戦が2300J過ぎからになり,当初はかなり出遅れた感がありました。
しかしマルチバンド参戦の方はスタートダッシュの1~2時間は他バンドで稼いでから80mにQSYしてくる方も多く,日付が変わるあたりでも結構なレートが出ることがあり,後で考えると大きなロスではないのかなとも思うようになりました。
バンド幅も狭くコンテスト時には難儀する80mですが,今後ともよろしくお願いします。
夜の80mは稼ぎどころですよね。私は80mシングルバンド参戦だったんですが私用で参戦が2300J過ぎからになり,当初はかなり出遅れた感がありました。
しかしマルチバンド参戦の方はスタートダッシュの1~2時間は他バンドで稼いでから80mにQSYしてくる方も多く,日付が変わるあたりでも結構なレートが出ることがあり,後で考えると大きなロスではないのかなとも思うようになりました。
バンド幅も狭くコンテスト時には難儀する80mですが,今後ともよろしくお願いします。
貴重なコメント、ありがとうございます。
JO4BOWさん、コメントありがとうございます。
当局の弱い信号を丁寧に拾って頂きありがとうございました。
80mはまだまだ「謎めくバンド」の一つで、いつ頃のエントリーが有効なのか正直判りませんでしたが、なるほど、逆に夜半近くにQSYされる方がいらっしゃると言うことですね。参考にさせて頂きます。
次回のコンテストでも、是非お相手下さい!
当局の弱い信号を丁寧に拾って頂きありがとうございました。
80mはまだまだ「謎めくバンド」の一つで、いつ頃のエントリーが有効なのか正直判りませんでしたが、なるほど、逆に夜半近くにQSYされる方がいらっしゃると言うことですね。参考にさせて頂きます。
次回のコンテストでも、是非お相手下さい!
傾向としては
こんばんは。
80mと20mが好調だったようですね。
大昔の経験則で申し訳ないですが(^_^;)
スタートはやはり40mの方が有利かと思います。
4月以降、40mの夜間が良くなってましたからね。
まぁ、エリアにもよると思いますが(^_^;)
来年は参加出来れば良いなぁ~。
80mと20mが好調だったようですね。
大昔の経験則で申し訳ないですが(^_^;)
スタートはやはり40mの方が有利かと思います。
4月以降、40mの夜間が良くなってましたからね。
まぁ、エリアにもよると思いますが(^_^;)
来年は参加出来れば良いなぁ~。
CU NEXT TEST
EOSマンさん、こんにちは。
多分、仰る通りかと思うんですが、40mスタート時は潰される確率が高いとQRPerとして判断していました。しかし、このところの「戦況」から案外イケちゃうような気もしています。ただ、1エリアでは6mも捨てがたく、毎度迷ってしまう原因です。
21時から6m、22時過ぎから40m、日付が変わったら80m・・・こんな感じでしょうかね。まだ考える時間は流石にタップリありますから、楽しく悩んでみます。
多分、仰る通りかと思うんですが、40mスタート時は潰される確率が高いとQRPerとして判断していました。しかし、このところの「戦況」から案外イケちゃうような気もしています。ただ、1エリアでは6mも捨てがたく、毎度迷ってしまう原因です。
21時から6m、22時過ぎから40m、日付が変わったら80m・・・こんな感じでしょうかね。まだ考える時間は流石にタップリありますから、楽しく悩んでみます。