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ジャン測の中の見慣れたアイツ・・・

2014-07-21      
 多忙と各種イベントが重なり、随分と交信・・・じゃなくて更新(交信もですけどね)をサボってしまいました

 ここ数週は梅雨に翻弄され、それでも仕事の合間に秋葉に買い出しに行くなど、寸暇を紡いで「工作系」はちょびっとずつ・・・と言いたいところですが、結局買い物をしただけに終わっています。そんな中、ちょっと気がフレて()、禁断の「ジャン測」を入手しました。
 今、正に「自分的な旬」と言えば周波数カウンタ・・・これ、自作を画策していたんですが、手頃なものがオークションに出ていたため、「はて、メーカー製品はどんなじゃろうか」と思い、それこそ瞬間的な判断でポチッとな・・・。

 この器械、そもそも持ち主の方が「不安定なのよね・・・」と書いてござって、それこそ「実用に耐えるのか」という部分は謎だったんですが、20年ほど前の器械故、回路図辿っていけば何とかなるべ・・・と、飲み会1回分程度の費用で入手しました。そして、確かに「仰る通り」の塩梅。なるほど不安定・・・と判断し、早速、開腹手術となりました。「にわか医師」としては、どこぞが病巣かを知っておく必要があるんですが、まぁとりあえず開けて見たところ、何やらよく見た形のブツを発見



 NDKの古めかしいTCXOを発見しました。型番でネット検索しても、既に情報は見つからず・・・。その上、電源のヒートシンク前に鎮座するあたり、温度管理が「余熱任せ」ときたもんだ 我が家の赤い周波数カウンタも、熱源としてカウンタLSIを「前向き」に使ったものですから、TCXO辺りを頼りにする器械では定石なのかな

 どんな風に不安定なのかは、もう少し調べが進んだら()ご紹介しますが、分解ついでにちょっと外してみました。



 何の変哲も無い「The TCXO」です。ふたを開けてみましたが、それこそ普通~のもの。ゲジゲジが一匹いましたから、TTL出力に違いない・・・と思いつつ波形を見てみましたが、これも全く面白みがありませんでした。

 不安定の原因は、こいつの経年変化による不具合・・・というのが今の見立てです。筐体内温度のピークより下に変曲点があり、筐体がある程度落ち着いてきても発振周波数は下がる一方 これでは流石に安定した測定はできないなぁ・・・と、ここまでは追跡済みです。とは言え、10Hz以内の変動の話ですから、このままでも気をつけて使う分には「まだまだイケる」と思います。

 そもそも、TCXOの安定度から考えても「そんなに悪くはないなぁ」と思うものの、カタログスペックからは少し脱落気味ですから、この辺りをもう少し詰められたら発表したいと思います。まぁ、誰の役にも立たんだろうけど
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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