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無銭家の「コア」な楽しみ-2

2008-06-05      
 同軸に電波が乗ってしまう場合、波長に応じてその振幅の強い点と弱い点ができるから、この振幅の大きな部分に手当をすると効果が大きいとの 「受け売り」で、じゃぁ、その振幅が大きそうな部分(見えませんが・・・)に例のパッチンコアを入れてみようじゃないの・・・となる訳です。ただこのコア自体、その特性を見る限りは余り低い周波数(=HF)には効果が無さそうだったので、半信半疑の実験です。ってか、まぁ暇つぶしかな

  まずは、事前にアンテナ自体の不整合がどの程度かを見極めるため「クラニシさん」(また出た・・・SWRアナライザ)で測定。まぁ、以前とあまり変わらぬ様子(=21.14MHz付近で1.4)。そして、同周波数でのRIG直後のSWR計の針は1.8~1.9の間辺り。これを前提に、順次パッチンコアの位置 を変えながら・・・と思ったのですが、このコア、前にも書いたように「二度と外れネーゼ的」なんで、またも無銭家らしく、2個のパッチンコアから外れ易い側のものを取り出して、メンディングテープで密着させる方法で装着することに。

 始めに、アンテナ直下にパッチンコアを装着・・・効果なし。予定調和です
 次に、これを屋内への引き込みの手前に装着・・・しても効果なし。この辺りで、ちょっとあきらめ加減
 そして、屋内(居間)への引き込み直後に装着・・・やはり効果なし
 もう完全に無駄な努力と思いつつ、居間の引き込みから2m付近に装着すると、なんとSWRが下がるではありませんかアンテナの袂にクラニシ君直結で測定したのとほぼ同じ値です。



 ただ、ここで喜ぶのは素人の浅はかさ・・・だって、この位置に入れたコアが単に「チョークコイル」として働き、見かけ上の反射波を軽減してSWRを下げた・・・というだけでしょう。結局、動かしたらオジャンですよねぇ・・・。
  やはり、ある程度同軸は「固定」して、周辺の影響が一定になるようにした上で、それに合ったきちんとした対策を取らないと、単なる「自己満足」と「化かし合い」の繰り返しになってしまいます。どこに、どの程度のコモンモード対策を講じるか・・・QRPで100Cという夢のような出発点から、何やら怪しげな ダンジョンに入って来ましたね。
 でも、上記のへっぽこ実験も、案外面白かったですよ。特別な器具や測定器を使わず、その結果が見える・・・古代の科学者のようですよね

 ちなみに、FT140-43は510円、パッチンコアは98円・・・。楽しみの神髄は、金額の高さに比例しませんね・・・という負け惜しみ。お後が宜しいようで・・・ドン、ドン
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どよよん無線技士

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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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