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IC-821のキャリアポイント調整

2014-10-05      
 以前に2mのCWロールコールにチェックインした際、我がブログのコメント隊長のぶんきゅうさんから周波数ズレを指摘されたことがあります。キー局はUSBで送信していますから多少のズレは仕方がないにせよ、どんな具合かは知っておきたいところ・・・と思っていたらリグを買い換えてしまい、その後はあまりチェックインしていませんでした。先々週だったか、久方振りにチェックインしたんですが、IC-821では初のチェックイン。ところが、USB受信周波数とCWの送信周波数のズレがどの程度か解らぬまま呼んだところ、キー局にRITで追わせてしまう始末 これでは迷惑が掛かりますからきちんとせねば・・・と、TM-255を相手に周波数合わせを試みました。

 まずは、CWのキャリアポイント・・・と思い、IC-821の回路図とサービスマニュアルを精査すると、どうも30.2MHzの発振信号をPLL等々で上手いこと分周してUSB/LSB/CWのローカル周波数を作り出しているよう。こうなると、大本の発振器を調整すればよいぞとばかりに、昔取った杵柄・・・というか、素人の浅はかさでぶっ壊した時の記憶を頼りに、ひとまずその発振器の在処が露わになるようネジを外し始めました。



 開いた様子です。支え棒として割り箸を使うとこなんぞ、正に「経験が生きた」と言える・・・って自慢するほどでもないですね リグの下敷きになっているカウンタはある程度正確に校正済みですから、まぁ何とかなるべし。



 真ん中に鎮座している白銀の小箱(言い過ぎか)が調整対象のTCXO。夏休み前にカウンタ心臓部の移植手術を行って以来、どうもTCXOには縁があるようですが、ひとまずこれを30.2MHzに合わせ込めばよいわけです。絶縁ドライバでチョチョイノパ・・・なんですが、案外クリティカルな調整が必要でした。
 さぁこれでCW送受信の周波数を確認したわけですが、どういうわけか100Hz程度ズレています そこで、暫し思案・・・結局、送受交互に行いながら「耳」で追い込むことにしました。サイドトーンとのうねりが一番小さくなるところ・・・と詰めていき、最終的に20Hz以内の差異に落ち着きました。IC-821が10Hz単位のため、ピッタリというわけには行きませんでしたが、実用上は全く問題ないでしょう。

 USBとの周波数差については、CWモードでCWをゼロインした後、USB音声を受信してRITで追う形にしました。調整中でひっくり返っていますが、3時少し前の方向のようです。



 何となくスッキリして蓋を閉めました。今晩、これからロールコールが始まりますので、ちょっとチェックインしてみたいと思います。
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