後継TS-590Gからのおこぼれ頂戴
2014-10-05
いやぁ、まさかマイナーチェンジで続くとは・・・TS-590Gシリーズが11月から発売のようですね。現行機種たる「Gなし」は既に「生産完了」となり、ラインナップから消えています。少々寂しい感じ
このニュースはKENWOODのメルマガで知りましたので、同様に「Gなし」でユーザ登録されている方は詳細情報をご存じかと思いますが、どうやら「おこぼれ」がありそうなんですよね
本題に入る前に、カタログ情報から「どこが大きく変わったのか」をどよよん無線技士風(なにそれ
)に読み解いてみると、やはりその筆頭は「近接ダイナミックレンジの大幅な改善」ではないかと思います。2KHz 離調時のダイナミックレンジが10dBほど「Gなし」より改善し107dB也
QST調べのスペック値では、K3、FTDX3000をも凌ぐということになりますね。これが本当なら、かなり強力な近接した信号の影響も少なく、「コンテストの40m」といった大混雑シーンで威力を発揮するでしょうね・・・いやぁ、羨ましいです。
さらに横道に逸れますが、「Gなし」の1st Mixerは、2SK1740という石を4つ使ったいわゆる「クワッドミキサ」です。この石自体、50mA程度のIDSSを前提にしているようですが、2SK125やJ310に多めに電流を流したクワッドミキサと同じようなものです。これでも、IP3は(カタログ値として)+30dBmを超えていますから、「Gあり」の方はどんな回路構成なのか興味津々です。参考に「Gなし」の方のミクサ周辺回路の切り抜きを貼っ付けておきます。

さて、この受信部の改善以外の大きなグレードアップ部分は、実はそう多くなさそう。さらに、「Gなし」でもファームウェアのアップグレードで実現可能な機能については、何と来年1月末に新しいファームウェアがリリースされる予定というビッグなニューイヤープレゼントが
詳細は本家の情報を見て頂くとして、どよよん無線技士的(これもなんだ
)に気に入った改善機能をチョイスしました。
◆VFO A/BにFIL A/Bの状態を独立して設定できるようになる
これはスプリット呼び出しの際、自分の送信周波数近辺の状態を確認するのに使用するフィルタの方の帯域を広げておくなど、非常に有効です。
◆RXイコライザー / TXイコライザーが、モードごとに設定可能になる
これ、わざわざ改善要望まで出していたもの・・・漸く言うことを聞いてくれたのね
そもそも、SSBとCWを交互に運用するシーンなど想像に難くない筈で、なんでモード毎設定になっていないのかが「超疑問」でした。改善と言うより修正
◆475.5KHz対応
まぁ、ゆくゆくチャレンジしたいという程度ですが、このタイミングでの追加はGoodです
このマイナーチェンジで劇的に売れるかどうかは謎・・・「相変わらずダウンコンバンドが限定的」「SDR等に使えるIF出力がない」など、他との差別化の点で疑問は残りますが、近接局とのせめぎ合いになり易いローバンドのコンテストマシーンとしては、価格・大きさから言っても選択肢の一つになりそうですね。
期せずして恩恵を被ることになった「Gなし」、 特にグライコの改良については、CW受信への恩恵がかなりありそう・・・今から期待しています


本題に入る前に、カタログ情報から「どこが大きく変わったのか」をどよよん無線技士風(なにそれ


さらに横道に逸れますが、「Gなし」の1st Mixerは、2SK1740という石を4つ使ったいわゆる「クワッドミキサ」です。この石自体、50mA程度のIDSSを前提にしているようですが、2SK125やJ310に多めに電流を流したクワッドミキサと同じようなものです。これでも、IP3は(カタログ値として)+30dBmを超えていますから、「Gあり」の方はどんな回路構成なのか興味津々です。参考に「Gなし」の方のミクサ周辺回路の切り抜きを貼っ付けておきます。

さて、この受信部の改善以外の大きなグレードアップ部分は、実はそう多くなさそう。さらに、「Gなし」でもファームウェアのアップグレードで実現可能な機能については、何と来年1月末に新しいファームウェアがリリースされる予定というビッグなニューイヤープレゼントが


◆VFO A/BにFIL A/Bの状態を独立して設定できるようになる
これはスプリット呼び出しの際、自分の送信周波数近辺の状態を確認するのに使用するフィルタの方の帯域を広げておくなど、非常に有効です。
◆RXイコライザー / TXイコライザーが、モードごとに設定可能になる
これ、わざわざ改善要望まで出していたもの・・・漸く言うことを聞いてくれたのね


◆475.5KHz対応
まぁ、ゆくゆくチャレンジしたいという程度ですが、このタイミングでの追加はGoodです

このマイナーチェンジで劇的に売れるかどうかは謎・・・「相変わらずダウンコンバンドが限定的」「SDR等に使えるIF出力がない」など、他との差別化の点で疑問は残りますが、近接局とのせめぎ合いになり易いローバンドのコンテストマシーンとしては、価格・大きさから言っても選択肢の一つになりそうですね。
期せずして恩恵を被ることになった「Gなし」、 特にグライコの改良については、CW受信への恩恵がかなりありそう・・・今から期待しています

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こんばんはです
今回の590Gシリーズで、将来の固定サブ機に浮上しました。
不満はダウンコンバージョンが限定的な所ですね。
サイズ的にも予約価格を見ても充分満足出来そうな感です。
実機が出たら、触ってみたいですね。
ま、購入はしばらく先ですけど。
現590のオーナーさんにもファームウェアアップデートが残されたのは良いことです。
後はFT991の正式リリースを待つばかりです(^^ゞ
不満はダウンコンバージョンが限定的な所ですね。
サイズ的にも予約価格を見ても充分満足出来そうな感です。
実機が出たら、触ってみたいですね。
ま、購入はしばらく先ですけど。
現590のオーナーさんにもファームウェアアップデートが残されたのは良いことです。
後はFT991の正式リリースを待つばかりです(^^ゞ
贅沢なサブ機にお一つ
EOSマンさん、こんにちは。
お、サブ機でのチョイス…いいと思いますよ。
これからSSNが下がっていくことから、18MHz帯以上の利用が少なくなります。そういう意味では、WARCバンドの10MHzが「アップコン」になりますが、この辺りに拘らなければ、「サイクル25までのサブ機」という手も!?
FT-991も興味が湧きますね。我がIC-703の後継に…いやいや、次は自作機にしたいところですが、遅筆ならぬ「遅コテ」のため、いつになることやら(^^;
お、サブ機でのチョイス…いいと思いますよ。
これからSSNが下がっていくことから、18MHz帯以上の利用が少なくなります。そういう意味では、WARCバンドの10MHzが「アップコン」になりますが、この辺りに拘らなければ、「サイクル25までのサブ機」という手も!?
FT-991も興味が湧きますね。我がIC-703の後継に…いやいや、次は自作機にしたいところですが、遅筆ならぬ「遅コテ」のため、いつになることやら(^^;