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SWRとインピーダンスの同時測定

2014-11-18      
 何やら珍妙な実験をしました。勿論、「何れ活用しよう」と思ってはいるんですが、まぁお気軽実験ということで・・・。

 タイトルにあるように、SWRとインピーダンスを同時に測れないものかしら・・・と思い、クラニシ君シリーズ(クラニシのアンアナ)の検出部をお手本に、ブレボでサクッと組み立ててみました。



 インピーダンスブリッジの変形バージョンです。未知の負荷をRxに接続してRFinから高周波を与えると、Vswr/Vrxにそれぞれ、SWRと負荷抵抗に応じた電圧が現れるという代物です。信号源は手本にされっちゃったクラニシ君・・・早速、実験開始



 空中配線の塊ですから、HFの低い方でないとやたら電圧が低くなってしまいますが、何とか思い通りに動作しているようです。クラニシ君ではSWRとインピーダンスの測定をスイッチで切り替えていますが、どうやらこの回路では同時測定できるようです。

 測定結果を参考に貼っておきます・・・って、これは本当に自分にしか要らない情報ですが、自分のブログに何を貼っ付けてもいいべ

RxVswrVrx
開放(∞)76.8mV210.9mV
486Ω50.4mV171.5mV
50Ω0.3mV47.2mV
ショート(0Ω)28.7mV1.6mV

※測定周波数:1.912MHz

 Vswrは50Ωで最も小さい値に、Vrxは負荷抵抗値に比例する動きという目論見通りの動き・・・特にSWR側はいわゆる「インピーダンスブリッジ」の動作そのものであり、実験で擬似負荷として使った500Ωの半固定抵抗の回転にクラニシ君のSWRメータも追随して動いていました。当たり前ですがね・・・

 クラニシ君の弟分「BR-200」の回路図(クラニシ君ことBR-210の回路図は持っていないんです)では、Vswr/VrxをLM358で受け、大凡5倍から10倍程度増幅しているようです。ハイ受けと扱い易い電圧へ・・・なるほど、素直な回路構成ですね。

 さぁ、このヘッポコ実験がいったい何に活用されていくのか・・・暫し伏せておきましょうかね
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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