外付けスピーカ、仮試聴中・・・
2015-03-04
箱の形になってくれば「とりあえず聞いてみようかな・・・」と思うのは、スピーカ作りをしたことのある方なら解って頂けると思いますが、とりあえずスピーカユニットを取り付けて試聴してみることに。勿論、まだ完全に接着・成形してしまうわけではなく、あくまで「味見」です

元々あったスピーカをどけて置いてみました。ゆくゆくは、下段のリグの横・・・小物入れの代わりに置かれる予定。6cmのスリム化は、結構な省スペースになりそうです。
早速、中波のAM放送から試聴開始。お、こんな音か・・・かなりイイ線イッてます
流石にバスレフの良さが出て、中低音がアンプを一段入れたが如くなり、男性アナの低い声が抜けてくる感じに聞こえます。元のスピーカはもう一廻り大きい9cmのユニット。今回の8cmより低音方向には有利の筈ですから、苦労して組んだ挙げ句、「1cmの差」で負けたらどうしよう・・・と思っていたんですが、聞き比べてもその差がハッキリと解り一安心
低音の充実で「漸く高・中・低が揃ったな」・・・といった感じ。
少しボリュームを大きくすると、接着していない上板がビビってしまうため正確な評価は未だできませんが、側面・背面は特に共鳴している感じはありません。横板には特に共鳴を嫌って入れてある「つっかえ棒」の効果があったかな
何れにせよ、吸音材はそれほど多くは要らないようです。
肝心の無線関連の音・・・SSBでは、低音方向に特性が伸びたため「自然の声」に近づいた感じで、信号強度が強い信号ではHIFI感が増しています。CWでも低音域が非常に強くなり、元のスピーカではダラ下がりで迫力の無かった低音が、このスピーカでは200Hzくらいまではフラットに聞こえてきます・・・が、これはCW受信には特に必要ないですね
100Hz前後も暫し入念に探ってみましたが、妙な共振も無さそう。
それにしても、8cmフルレンジとしては必要十分な低音域を醸し出しています。無論、低音が出た出た・・・といっても「重低音」がボンボン出たわけではありませんが、バスレフが奏功して高・中・低のバランスが良くなったと言っていいと思います。バスレフの場合、低音の調整はある程度吸音材で追いかけられますが、思いの外「悪い癖」がありませんから、上板の共鳴取りと背面バッフルで直接反射してくる音の調整を行えば良さそうです。側面は定番の「片面吸音材貼り付け」で行きましょうかね。
今回のエンクロージャ設計では、便利なシミュレータ「Speaker Editor」を使ってみました。

まずは、箱の大きさをそのままにして「密閉型」の場合のシミュレーションの様子です。スピーカの諸元は、多数のポピュラーなスピーカユニットのものが先に登録されていますが、今回チョイスした「Tangband W3-1053SC」はありませんでしたので、カタログからパラメータを拾ってプリセットしました。 200Hz辺りからなだらかに落ちていく形の周波数特性が見て取れますね。
では、お待ちかね(
)の今回設計したデータを。

あまり欲張らずに「低域をちょっと助ける」といった程度にダクトを設計しました・・・と言っても、良さげな長さをこのシミュレータで追い込んだだけです
実際、ダクト設計で低域のブースト特性を欲張ると妙な共振が起き、ボンボンといった感じ、或いは間延びした感じの変な低音が耳に付くようになります。まぁ、8cmのスピーカで低音をどうこう言ってもってなところですが、ダクトで欲張ると失敗する・・・など、この辺りは学生時代のスピーカ作成経験が生きていたりします。当時、こんな手軽なシミュレータはありませんでしたから、「手探りで試行錯誤」が常套手段でした(そういう意味では、1本のスピーカで目一杯遊べました)が、それに比べて本当に便利な時代になったのぅ・・・
・・・というシミュレーションを経て、ある程度アタリを付けて作り始めた外付けちゃん(うっ、また命名か
)は、「AM放送をいい音でイージーリスニング」というコンセプトを含め、少しは長く使えそうなスピーカに持って行けそうです。この週末には塗装をして・・・と思ったら、何やら悪天候の様子
まだまだユルユル製作は続きます


元々あったスピーカをどけて置いてみました。ゆくゆくは、下段のリグの横・・・小物入れの代わりに置かれる予定。6cmのスリム化は、結構な省スペースになりそうです。
早速、中波のAM放送から試聴開始。お、こんな音か・・・かなりイイ線イッてます


少しボリュームを大きくすると、接着していない上板がビビってしまうため正確な評価は未だできませんが、側面・背面は特に共鳴している感じはありません。横板には特に共鳴を嫌って入れてある「つっかえ棒」の効果があったかな

肝心の無線関連の音・・・SSBでは、低音方向に特性が伸びたため「自然の声」に近づいた感じで、信号強度が強い信号ではHIFI感が増しています。CWでも低音域が非常に強くなり、元のスピーカではダラ下がりで迫力の無かった低音が、このスピーカでは200Hzくらいまではフラットに聞こえてきます・・・が、これはCW受信には特に必要ないですね

それにしても、8cmフルレンジとしては必要十分な低音域を醸し出しています。無論、低音が出た出た・・・といっても「重低音」がボンボン出たわけではありませんが、バスレフが奏功して高・中・低のバランスが良くなったと言っていいと思います。バスレフの場合、低音の調整はある程度吸音材で追いかけられますが、思いの外「悪い癖」がありませんから、上板の共鳴取りと背面バッフルで直接反射してくる音の調整を行えば良さそうです。側面は定番の「片面吸音材貼り付け」で行きましょうかね。
今回のエンクロージャ設計では、便利なシミュレータ「Speaker Editor」を使ってみました。

まずは、箱の大きさをそのままにして「密閉型」の場合のシミュレーションの様子です。スピーカの諸元は、多数のポピュラーなスピーカユニットのものが先に登録されていますが、今回チョイスした「Tangband W3-1053SC」はありませんでしたので、カタログからパラメータを拾ってプリセットしました。 200Hz辺りからなだらかに落ちていく形の周波数特性が見て取れますね。
では、お待ちかね(


あまり欲張らずに「低域をちょっと助ける」といった程度にダクトを設計しました・・・と言っても、良さげな長さをこのシミュレータで追い込んだだけです


・・・というシミュレーションを経て、ある程度アタリを付けて作り始めた外付けちゃん(うっ、また命名か



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コメントの投稿
良さそうですね~
こんばんはです。
納めるとスッキリした良い感じですね。
私もその昔作りましたが・・。
最後のチューニングは自分の耳でしたね。
スリットダクトは正解かも。
しかし便利になりましたね~。
その分遊べなくなったのかな?
完成を楽しみにしてます(^^)
納めるとスッキリした良い感じですね。
私もその昔作りましたが・・。
最後のチューニングは自分の耳でしたね。
スリットダクトは正解かも。
しかし便利になりましたね~。
その分遊べなくなったのかな?
完成を楽しみにしてます(^^)
後はスイッチ類
EOSマンさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
あまり気張って「トンデモ・スピーカー」を欲張らなくて良かった感じです。ユニット自体、安モンの割には鳴ってる感じがします。ただ、板厚はやはり(こんな用途でも)10mm以上は欲しいなぁ…と思いました。
そろそろ、恐怖の「塗装フェーズ」に突入…どうなることやら!?
コメントありがとうございます。
あまり気張って「トンデモ・スピーカー」を欲張らなくて良かった感じです。ユニット自体、安モンの割には鳴ってる感じがします。ただ、板厚はやはり(こんな用途でも)10mm以上は欲しいなぁ…と思いました。
そろそろ、恐怖の「塗装フェーズ」に突入…どうなることやら!?