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50Ω:32Ω強制バランモドキの考案

2015-04-20      
 今日は都内で会議・・・夕刻早めに終了となり大きな建物から出てくると、まるで台風並みの暴風雨 ビル風で増幅された風に孕まれた雨が勢いよく舞い上がっています。裏玄関の方が風が弱かったんで、正面玄関からの退出を諦め大回りをして最寄り駅へ。大きめの傘を差していましたが膝下がかなり濡れてしまい、ちょっと気持ち悪い帰路となりました

 昨日行った6m用ロッドDPのプチ調査で、マッチングセクションとして50Ω⇒30Ωくらいのインピーダンス変換が必要なことが判りました。これは、ステルス君のマッチングボックスのようにトロイダルコアで簡単に変換できそうです。そして、この変換トランスにDPの相棒であるバランをシリーズ接続すれば、多分思った通りのマッチングが取れて万々歳・・・なんですが、この2つの機能(インピーダンスの変換と不平衡-平衡の変換)を1つのコアで賄えないもんかと、右脳に住んでいる貧乏性の小悪魔クンが囁くわけですよ 思案した挙げ句、CQ出版社「ワイヤーアンテナ」で見つけた1:2バランをヒントに下の図のようなトランス回路を丁稚上げました。



 50Ω:50Ωの強制バランとする場合の結線を併記してあります。何となく「動作のさせ方」は解って貰える(って、誰に)と思いますが、強制バランの平衡側を若干ステップダウンしてインピーダンス変換した格好にしています。
 この変換比は、巻数比の二乗・・・10^2:8^2=100:64になりますから、不平衡側に50Ωを接続すれば32Ωになる筈。コイルにタップを取った場合、変換比が理論値(計算値)より少し落ちますが、比較的透磁率の高いコアを使いますから「目を瞑れる範囲」でしょう。
 また、平衡度も少し落ちるものと思われますが、今回の作りではインピーダンス変換が主目的になるため、この「バランモドキ」でも役割は果たせるんじゃないかなぁ・・・と楽観しています。

 コアの選定は、我がバイブル「トロ活」に書いてある通りにしました。即ち、良いバランの条件の一つとして「コイル部分のインピーダンスを入出力インピーダンスの5倍以上取ること」と書いてあることから、使用周波数(6m:50MHz)で巻き線長の影響が出ない程度の巻き数(トロ活の例示では1/25λ以下:24cm)で必要なインダクタンス(=インピーダンス)が得られるコアをチョイスしました。

 こんな代物で果たして上手くいくのか・・・ちょっとワクワクしています 結果にご期待あれ
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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