全市全郡2015 (ヘッポコ)参戦記
2015-10-12
副題:スタートダッシュで出遅れ・・・直前メンテを怠ったバチが当たったけど、ある意味「趣向参戦」
一昨年まではそもそも局数の限界に届いていない感じがあって、さらに昨年は70cm の5エレをこしらえてその効果を探る意味やら、「300局超え」を意識した参戦ができたんですが、今年はほんの直前まで、ACAG参戦は辞めようか悩んでいました。というのは、実はこのコンテストこそ、「沢山の局と交信したが勝ち」といった傾向が強くなり、自分的にはちょっとモチベーションが保ち難いコンテストだったりします。漸く見つけたニューマルチに何とか拾って貰ったときの満足感・・・この感覚が薄れてしまうとどうもねぇ
この辺りの思考に引き摺られ、今年は今いまちょっと興が乗っている「工作系」に時間を割いた方が良いかしらん・・・と足踏みしてしまい、特にV/UHF帯のアンテナを準備(というか、チェック)するのが億劫で、結局事前には何もしませんでした。
ところが、当日の朝を迎えると、やはりノロノロと準備に取り掛かりました。ステルス君のコイルを修繕し、釣竿君の歪んだローディングコイルを作り直し、ACAG仕様のシャックにすべくリグを置き直し・・・何だかんだで着々と準備は進んでいきました。
夕方になって、6mと70cm用の三脚(実はランタンスタンド)を持ち出して、アンテナをスタンバイ。SWRのチェックを始めると、6mはALL JA前にやっつけた「長めのエレメントに同調させるための強制バラン装備」によってあっという間に調整終了。そして、最後の作業である70cmの5エレ・・・これが上手く動かないじゃあ~りませんか
SWRがやたらと高いため給電点を疑うも問題なく、アンテナに直結していている同軸と接続する部屋の中を渡す「5DFB」との接続部分を疑うと、どういう訳か奥までねじ込めないんです

昨年もこの構成で引き込んでいますから、一体何が起こっているんだか・・・ですが入らんものは入らん
いわゆる「ミリ vs インチ」の話なんですが、オス側のコネクタを目一杯ねじ込んでも、同軸部分を引っ張るとゴソゴソ動いてしまい上手くありません。昨年は一体、どうやって運用したんだろうか
仕方が無いので2mで使うモビホに繋ぐと、こちらは2mはSWRが下がっているものの70cmはこれまたSWRが下がりません。同じ引き込み用同軸を使ってこの有様ですから原因が別にありそうでしたが、ACAGの日中帯の運用バンドを1つ失い戦意が萎んでしまいました
そうこうしている内に日が沈み夕飯を食べながらあれこれ考えたものの、折角準備したんだから・・・と、何とか気持ちを立て直し、21時を迎えました。
初っ端の6mとSWRが3程度の70cmで数局ずつ交信した後は、ここ数年で結構な「票田」となった80mへ22時前にQSY。新しいローディングコイルでの参戦となりましたが、その差が判る程の改善ではなく、それでもいつものペースで交信局数が伸びて・・・とならないんだなぁ、これが
勿論、そこそこのペースでQSO数は伸びていくんですが、どうも「振り向いてくれない局」が多い感じで進んでいきました。昨年は開始後から日の出までに72QSO。少なくともこの記録が「当面のライバル」ですから頑張ったものの、22,23時台は16,17QSOと振るわず
0時を回って小休止を取り80mを継続すると、漸く01時台のレートが22QSOまで上がりました。やや感覚的ですが、80mへのQSYが(QRP参戦としては)早過ぎたのと、当日のCONDXの差異なんでしょうね。
3時を回って集計すると75QSO。ひとまずこれで80mの昨年の「夜中記録」は更新したのと、明らかに70cmの躓きで80mに傾倒し過ぎたことから、未だオンエアしていなかった2mを冷やかした後に納竿して仮眠を取りました
翌朝は08時過ぎに起床。40mにステルス君で挑むも、流石にこれはもう「釣竿君との差」が嫌という程解っていますから気が乗らない・・・もう、この時点でやる気は半分以下となり、あとは80mの記録をしっかり更新しようと「80mで100QSO超え」を狙うことにして、日が沈んで暗くなる18時前までは「ながら参戦」として、別のことを始めてしまいました
無論、20,15,10mもそれぞれ数局ずつは交信し、出られるバンドは全て埋めましたが、完全な「ちょい参加モード」で、マジ参戦とはほど遠い有様。
さて、日没を迎えたらもう80mの記録更新しかない
と、18時に出竿しました。昨年の86QSOにあと11QSO・・・流石にこの記録には届くだろうと思いつつ、ちょっと詰まると「おいおい」などと思いながらのQSO。それでも、19時には記録を更新しました。こうなると、勝手に急遽立てた目標の「100QSO超え」が見えてきます。残り2Hで14QSO以上・・・ほぼ交信し尽くした感のあるこのバンドで、果たして達成なるか
ここからのQSOは、本当にタイミングがズレて未交信の近場を除いて「強力局の隙間から拾う感じ」の運用で、TS-590のDSPフィルタを150Hz程度まで絞りながらのQSO。逆に相手局には「ウルトラ聴力」を強いることになったことでしょう、感謝、感謝
この時間帯は特に、我が設備的に遠距離にあたる6,8エリアが強め・・・何とか拾って貰うことができ、ジリジリと局数増。そして、本当にギリギリの20時56分に100QSO、さらに58分に1QSO増量して終了を迎えました。
一晩明けて振り返ってみるとやはり「事前のチェック不足」が全てであり、来年の参戦に向けては「もう一工夫」が必要だと痛感しました。サッと流した2mが、短時間ながら案外交信局数が多く(といっていも10局余りですが・・・)、このバンドのアンテナのグレードアップは課題にしたいところ。その前に、躓いてしまった70cmの不具合解決が先決でしょうかね。
まぁ、こんな参戦となってしまったことも「回顧録」としては残しておこうと思った次第・・・お粗末様でした

一昨年まではそもそも局数の限界に届いていない感じがあって、さらに昨年は70cm の5エレをこしらえてその効果を探る意味やら、「300局超え」を意識した参戦ができたんですが、今年はほんの直前まで、ACAG参戦は辞めようか悩んでいました。というのは、実はこのコンテストこそ、「沢山の局と交信したが勝ち」といった傾向が強くなり、自分的にはちょっとモチベーションが保ち難いコンテストだったりします。漸く見つけたニューマルチに何とか拾って貰ったときの満足感・・・この感覚が薄れてしまうとどうもねぇ

ところが、当日の朝を迎えると、やはりノロノロと準備に取り掛かりました。ステルス君のコイルを修繕し、釣竿君の歪んだローディングコイルを作り直し、ACAG仕様のシャックにすべくリグを置き直し・・・何だかんだで着々と準備は進んでいきました。
夕方になって、6mと70cm用の三脚(実はランタンスタンド)を持ち出して、アンテナをスタンバイ。SWRのチェックを始めると、6mはALL JA前にやっつけた「長めのエレメントに同調させるための強制バラン装備」によってあっという間に調整終了。そして、最後の作業である70cmの5エレ・・・これが上手く動かないじゃあ~りませんか



昨年もこの構成で引き込んでいますから、一体何が起こっているんだか・・・ですが入らんものは入らん


仕方が無いので2mで使うモビホに繋ぐと、こちらは2mはSWRが下がっているものの70cmはこれまたSWRが下がりません。同じ引き込み用同軸を使ってこの有様ですから原因が別にありそうでしたが、ACAGの日中帯の運用バンドを1つ失い戦意が萎んでしまいました

そうこうしている内に日が沈み夕飯を食べながらあれこれ考えたものの、折角準備したんだから・・・と、何とか気持ちを立て直し、21時を迎えました。
初っ端の6mとSWRが3程度の70cmで数局ずつ交信した後は、ここ数年で結構な「票田」となった80mへ22時前にQSY。新しいローディングコイルでの参戦となりましたが、その差が判る程の改善ではなく、それでもいつものペースで交信局数が伸びて・・・とならないんだなぁ、これが


0時を回って小休止を取り80mを継続すると、漸く01時台のレートが22QSOまで上がりました。やや感覚的ですが、80mへのQSYが(QRP参戦としては)早過ぎたのと、当日のCONDXの差異なんでしょうね。
3時を回って集計すると75QSO。ひとまずこれで80mの昨年の「夜中記録」は更新したのと、明らかに70cmの躓きで80mに傾倒し過ぎたことから、未だオンエアしていなかった2mを冷やかした後に納竿して仮眠を取りました

翌朝は08時過ぎに起床。40mにステルス君で挑むも、流石にこれはもう「釣竿君との差」が嫌という程解っていますから気が乗らない・・・もう、この時点でやる気は半分以下となり、あとは80mの記録をしっかり更新しようと「80mで100QSO超え」を狙うことにして、日が沈んで暗くなる18時前までは「ながら参戦」として、別のことを始めてしまいました

さて、日没を迎えたらもう80mの記録更新しかない


ここからのQSOは、本当にタイミングがズレて未交信の近場を除いて「強力局の隙間から拾う感じ」の運用で、TS-590のDSPフィルタを150Hz程度まで絞りながらのQSO。逆に相手局には「ウルトラ聴力」を強いることになったことでしょう、感謝、感謝

この時間帯は特に、我が設備的に遠距離にあたる6,8エリアが強め・・・何とか拾って貰うことができ、ジリジリと局数増。そして、本当にギリギリの20時56分に100QSO、さらに58分に1QSO増量して終了を迎えました。
一晩明けて振り返ってみるとやはり「事前のチェック不足」が全てであり、来年の参戦に向けては「もう一工夫」が必要だと痛感しました。サッと流した2mが、短時間ながら案外交信局数が多く(といっていも10局余りですが・・・)、このバンドのアンテナのグレードアップは課題にしたいところ。その前に、躓いてしまった70cmの不具合解決が先決でしょうかね。
まぁ、こんな参戦となってしまったことも「回顧録」としては残しておこうと思った次第・・・お粗末様でした

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お疲れ様でした。
どよさんこんばんはです。
私も昨年越えを考えながら臨んだ全市全郡でしたが。
一昨年の悪夢に見舞われました。
シングルバンドの7MHZで勝負するにはコンディションが第一条件なんですが。
見事に80mb向きのスタートコンディション・・・。
CQ出しても近場に呼ばれない・・票田の1エリアが・・って感じでした。
翌日も早朝はダメっぽく、私が中抜けした朝の9時から12時が恐らく7MHZ向きのよう。
何とか一昨年と同じくらいにはしましたが。
シングルバンドの難しさを実感してます。
収穫は・・数局CWでQSO出来たことかな~。
05県とはQSO出来ましたか?
私も昨年越えを考えながら臨んだ全市全郡でしたが。
一昨年の悪夢に見舞われました。
シングルバンドの7MHZで勝負するにはコンディションが第一条件なんですが。
見事に80mb向きのスタートコンディション・・・。
CQ出しても近場に呼ばれない・・票田の1エリアが・・って感じでした。
翌日も早朝はダメっぽく、私が中抜けした朝の9時から12時が恐らく7MHZ向きのよう。
何とか一昨年と同じくらいにはしましたが。
シングルバンドの難しさを実感してます。
収穫は・・数局CWでQSO出来たことかな~。
05県とはQSO出来ましたか?
お空は既に秋深しのCONDX
EOSマンさん、参戦お疲れ様でした。
全市全郡の40m夜の部は、どうしても近距離スキップとの戦いになりますね。日によってかなり長いこと「延命」することはありますが、やはり国内は朝・夕がメインですね。昼はちょっと枯れる時間もあるし…。ALL JAは、夜半過ぎまで40mが使えてマルチザクザクで面白いんですがねぇ(^_^;)
80mの方は、初っ端のCONDXがあまり良くなかった気がしましたが、滞在時間も長かったことからそこそこの局数になりました。
05県とは、毎度強力な某局に助けられ、QSOできています(^_^)b
全市全郡の40m夜の部は、どうしても近距離スキップとの戦いになりますね。日によってかなり長いこと「延命」することはありますが、やはり国内は朝・夕がメインですね。昼はちょっと枯れる時間もあるし…。ALL JAは、夜半過ぎまで40mが使えてマルチザクザクで面白いんですがねぇ(^_^;)
80mの方は、初っ端のCONDXがあまり良くなかった気がしましたが、滞在時間も長かったことからそこそこの局数になりました。
05県とは、毎度強力な某局に助けられ、QSOできています(^_^)b
Tnx QSO!
QSO、ありがとうございました
今回は結果的にC35Pでの参加となったのでしょうか。こちらにはいつものように聞こえていましたので、いつものようにさくっとQSOできたと思っています……が、どうだったのでしょうかhi
今回は結果的にC35Pでの参加となったのでしょうか。こちらにはいつものように聞こえていましたので、いつものようにさくっとQSOできたと思っています……が、どうだったのでしょうかhi
お久しぶりです!
きこり@JH最大の難所さん、QSOありがとうございました。
2014年のALL JA以来と記憶しております。毎度の設備での運用、それでもサクッと拾って頂きました。
この記事で吐露したように今年は「挑み方」があまり良くなく、結果的に80mに拘った運用になり、きこりさんご推察の通り「C35P」でエントリーしました(勿論、他のバンドはチェックリストとして提出)。
80mでは100局超えを果たすことが出来ましたが、そろそろこの設備では限界を迎えつつあります。それでも「19県」として、或いは「1906市」としてお世話になること間違い無し・・・今後とも宜しくお願いします。
2014年のALL JA以来と記憶しております。毎度の設備での運用、それでもサクッと拾って頂きました。
この記事で吐露したように今年は「挑み方」があまり良くなく、結果的に80mに拘った運用になり、きこりさんご推察の通り「C35P」でエントリーしました(勿論、他のバンドはチェックリストとして提出)。
80mでは100局超えを果たすことが出来ましたが、そろそろこの設備では限界を迎えつつあります。それでも「19県」として、或いは「1906市」としてお世話になること間違い無し・・・今後とも宜しくお願いします。