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2SC1906広帯域アンプの入力インピーダンス

2015-12-08      
 今日は久し振りに早く帰宅できました。プライベートの方でも一件落着したことがあり、平日にも関わらずちょっとした開放感・・・の割には、またしてもヘッポコ実験に手を染めました 実験机は一昨日の日曜日のままですから、チョチョイノパで準備完了。

 2SC1906を使った広帯域アンプの周波数特性は掴んだ感じですが、周波数カウンタのバッファアンプとしては、この広帯域アンプの前に前置するアンプへの「要求仕様」があります。それは、多分周波数によって入力インピーダンスが大きく違うであろうこの広帯域アンプができるだけ安定に動作するよう、ソースフォロワを前置して十分な電力供給をしてやるということ・・・ということで、この広帯域アンプの入力インピーダンスがどんな風なのか見ておこうと思い立ちました。

 この辺りの実験は、既に作成済みのインピーダンスブリッジを使ってAPB-3でトレースすればよく、実験自体は超簡単。平日のプチ実験には最適ですね 今回は、10KΩ負荷で動作している広帯域アンプの特性という格好で入力インピーダンスを測定してみました。



 補助的に50Ωの終端抵抗を測定してから、インピーダンスの「絶対値」のデータを採りました。500KHz辺りで900Ωに達した後、高い周波数に向かってスーッと下がってくるのが測定した入力インピーダンスです。やはり、エミッタ接地の入力インピーダンスは、各種の技術本に記述がある通り、かなり低くなっていますね。

 ここでFETアンプの実験を振り返ってみると、負荷インピーダンスが大きいと高ゲインの帯域が低い方にズレるという傾向があること(これは、ソース接地の宿命ですね)が思い出されますが、上のような特性のアンプにソース接地のFETアンプを前置したら、低域に高ゲインの帯域が寄るばかり・・・HFの途中辺りで急激にゲインが低下するのは目に見えています。やはり、周波数カウンタのバッファアンプの初段は、ソースフォロワを置くのが良さそうです。

 測定グラフでは、赤・青のカーソルラインが大凡「SWR≒2」の範囲を示しています。この辺りはゲインの平坦域として期待できる部分ですが、特にこの帯域より低い周波数の入力インピーダンスの挙動に対して前置のソースフォロワがどんな動きをするか・・・興味津々です

 段々と煮詰まってきましたが、そろそろこれまでの実験結果を基にバッファアンプを形にしようと思います。あ~ぁ、明日が休みならなぁ・・・
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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