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古いプリスケーラの覚書

2016-01-23      
 寒波襲来で「引き籠もり全開」の週末です。やや「精神労働」が続いた1週間を切り抜けたものの、来週もきっと同じような感じになりそうで憂鬱だからこそ、ゆったりと時間を過ごしたいところ・・・無論、こんな時はヘッポコ工作・ヘッポコ実験と参りましょう

 以前、思いつきで「オールロジックICで周波数カウンタを作ろう」と思い立った際に富士通の「MB506」を手に入れました。最大周波数2.4GHz、64,128,256分周が選べる8ピンDIP・・・扱い易いICで、今でも日本のショップ数軒で取り扱いがあります。「中華」ではMB5xxシリーズは、今でもかなり安く手に入りますよ。

 折角持っているんですから、今作ろうとしている周波数カウンタに内蔵させてみようと思い動作確認をしてみました。周辺部品も少なく、ブレッド実験に打って付けです。



 実際の動作をオシロで観てみました。①に接続されている丸印のコンデンサ(0.01μF)を外した上で①の波形電圧を測定すると、3.4V~1.96Vとなっており、CMOSゲートにそのまま接続しても何とか動きそう。②にプルアップ・プルダウンの抵抗を接続しない場合は(当たり前ですが)0.75V~-0.75Vで、カタログ値の「1.6Vp-p」とほぼ一致。プルアップ・プルダウンした場合は(これも当たり前ですが)3.24V~1.76Vとなりました。
 また、入力をオープンにすると発振気味になるため、1番ピンの入力インピーダンスをダンプすべく「R」に抵抗を入れますが、この値は33KΩ程度で良さそうです。

 周波数特性は、SG代わりの「クラニシ君@SG」の最大周波数の170MHzまでは余裕、逆に下の方はカタログ値の100MHzは勿論問題なく、50MHz辺りまでは使えそう。それ以下になると、観測波形が乱れてきます。また、動作時の消費電流は実測で19.6mAとなりました。これはカタログ値(Typical:18mA)より若干多めですが問題は無いでしょう。

 とりあえず、使えることは確認できました。出力も扱い易く、ゲートのスレッシュホールド次第で十分「直結」(プルアップ・プルダウン要らず)が可能・・・安心して使えそうです
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どよよん無線技士

Author :どよよん無線技士
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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