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高速カウンタの実験再び・・・

2016-03-02      
 ブレボ実験に見切りを付け、チープなユニバーサル基板に周波数カウンタのバッファ部の回路を組んで味見をしたら、100MHz超でもある程度安定して動くことが判ったため、余ったスペースにブレボでは上手く動かなかった高速カウンタ・・・74AC161を置いて実験してみました。

 まずは実験回路図をご披露。



 最終的な回路ではソースフォロワに2SK161-Oを使う予定ですが、この実験ではまだ在庫が多いFETで代用。2SC3355は最近秋月で扱うようになりましたが、中華市場に安く出ていたものを少し前に多めに購入したんでこれを使いました。



 基板の様子です。まぁ、何てことはありませんな 裏面は恥ずかしいんですが、これもスナップで。



 ICの下に銅テープを渡して、高周波的に安定するように配置しました。電源のパスコンも最短距離でグランドへ・・・さぁ、これでどんな塩梅になるでしょうか



 142MHz(-5dBm)を入力した様子です。このオシロに付属しているプローブの動作周波数は70MHzまで・・・なんでこれは使わず、予てから準備してあった秋月の300MHzプローブを使いました。プローブのグランド線が悪さをしないようワニ口が付いたグランド線を使わず、プローブ付属のスプリング(スプリンググランドコンタクトっていう名前かな)で近くのグランドに落として測定しています。黄色い周波数表示がほぼ142MHzの1/16になっており、正常に動作していることが判ります。

 これより上の周波数では、安定した波形観測ができなくなります。74AC161のカタログスペックを見ると、クロック周波数上限の標準(Typical)が140MHzとなっていますから、まぁ納得できる周波数ではあります。入力をさらに大きくする、或いは金属ケースに閉じ込めるなどで、もう少し高い周波数まで動くかも知れません。
 また、前置したアンプと74AC161は「直結」にしていますが、ここにシュミトリを入れると高域が少し改善される可能性があります。まぁ、そこまでやらなくてもいいと思う半面、せめて「2m」までカバー・・・欲を言えば150MHzまでカバーできると、何となく「無線家っぽいカウンタ」になるんで()、もう少し改善ポイントがないか考えてみたいと思っています。

 平日にしては、なかなかの実験ができました
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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