ミニ・パワーメータの改良
2016-06-04
このところ新入りSGに絡む測定をしていてミニ・パワーメータを使う機会が多かったわけですが、その間に気になった点を改良しました。パワーメータ自体の機能は限られていますから、これが最後の「てこ入れ」になると思うんで、その辺りをざっと纏めておきます。即ち、全く以て「自分のための記事」です、悪しからず
まず、AD8307の切片をSGの出力電力を信じて直しました。この修正はソフト上の定義の修正になりますが、以前に固定ATTを使ってチューニングした際の-85.4dBmから-86.2dBmに変更しました。この修正を行ってから先週末に行った測定結果を導き出しましたが、結構いい線いってそうです
もう一つの改良は、省エネ機能の見直しです。元々の仕様は、3分程同じ値の測定が続いたら全LEDを消し、最上位桁のドットが約1秒刻みでフラッシュして待機し、前面のプッシュスイッチが押されると測定を再開するというものです。高輝度7セグのLEDをダイナミック点灯・・・といっても、やはりLED点けっぱなしでは電池消耗が早くなってしまいますからね
さて、この仕様の肝は「同じ値が継続しているかチェックする」という部分で、これを「±0.2dB以上動かなかったら」というロジックにしてありました。さらに表示もそのロジック通り・・・要は測定開始時点の値から±0.2dB以上動かないと表示値が更新されないという仕様になっていました。
これは、デジタル表示の欠点である「最下桁のチラツキ」に対応するために余り深く考えずにそうしていましたが、最下桁の分解能・・・0.1dB単位の変化が見えなくなってしまいます。
そこで、切片を修正するためにプログラム書き換えが必要になったことから、序でにこのアルゴリズムを見直し、同値継続か否かの判定処理と表示処理を分離しました。さらに、測定周期を0.3秒刻みから0.6秒刻みに、同値の継続による消灯も3分から2分に変更し、これで漸く「±0.1dBの分解能、同値の表示が2分続いたら消灯してドットフラッシュ」というまずまずの仕様になりました。
久々にフタを開けたんでスナップショット

PICの抜き差しの際にはLEDとの接続に使っているフラットケーブルが邪魔になるため、14ピンコネクタを抜いて行います。この辺り、基板製作時のレイアウトがモノを言う部分ですが、割と上手く作ったなぁ・・・と自画自賛
このミニ・パワーメータのフタは、これで漸く「電池交換」のときしか開けないようになったと思います・・・故障しなければね

まず、AD8307の切片をSGの出力電力を信じて直しました。この修正はソフト上の定義の修正になりますが、以前に固定ATTを使ってチューニングした際の-85.4dBmから-86.2dBmに変更しました。この修正を行ってから先週末に行った測定結果を導き出しましたが、結構いい線いってそうです

もう一つの改良は、省エネ機能の見直しです。元々の仕様は、3分程同じ値の測定が続いたら全LEDを消し、最上位桁のドットが約1秒刻みでフラッシュして待機し、前面のプッシュスイッチが押されると測定を再開するというものです。高輝度7セグのLEDをダイナミック点灯・・・といっても、やはりLED点けっぱなしでは電池消耗が早くなってしまいますからね

さて、この仕様の肝は「同じ値が継続しているかチェックする」という部分で、これを「±0.2dB以上動かなかったら」というロジックにしてありました。さらに表示もそのロジック通り・・・要は測定開始時点の値から±0.2dB以上動かないと表示値が更新されないという仕様になっていました。
これは、デジタル表示の欠点である「最下桁のチラツキ」に対応するために余り深く考えずにそうしていましたが、最下桁の分解能・・・0.1dB単位の変化が見えなくなってしまいます。
そこで、切片を修正するためにプログラム書き換えが必要になったことから、序でにこのアルゴリズムを見直し、同値継続か否かの判定処理と表示処理を分離しました。さらに、測定周期を0.3秒刻みから0.6秒刻みに、同値の継続による消灯も3分から2分に変更し、これで漸く「±0.1dBの分解能、同値の表示が2分続いたら消灯してドットフラッシュ」というまずまずの仕様になりました。
久々にフタを開けたんでスナップショット


PICの抜き差しの際にはLEDとの接続に使っているフラットケーブルが邪魔になるため、14ピンコネクタを抜いて行います。この辺り、基板製作時のレイアウトがモノを言う部分ですが、割と上手く作ったなぁ・・・と自画自賛

このミニ・パワーメータのフタは、これで漸く「電池交換」のときしか開けないようになったと思います・・・故障しなければね

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