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ちょいと古いミキサーの味見開始!

2017-03-01      
 今日から「弥生」・・・土器の出土地名という印象が強く、「麗らかな春」というイメージとは少し違った印象を持ちますが、何にせよ今年の冬は終わったという感じ。暖かくなる季節到来という身体を伸ばしたくなるような気分にはなるものの、実際にはまだまだ寒い日が訪れそうですね。

 そんな季節の移り変わりを余所に、今日は仕事のアヤで早めに帰宅できたことから、滞っていた「ミキサー実験」に手を染め始めました。平日ですから深追いせず、今日は「塩梅」を見るに留めましょうかね

 今回のミキサー実験は、ちょいとマニアックなOMは既に手にしたことがあるであろうデバイス・・・「SL6440C」についてのヘッポコ実験です。このミキサーICは、二昔前くらいに名を馳せた(といっても、それこそちょっとマニアックな御仁だけだった・・・)と思われる代物ですが、中華取引ではまだ手に入れ易いものです。IP=+30dBmを謳い、かつコントロール端子から流し込む電流でIPの制御ができるという変わり種。早速、実験用にこしらえた基板に装着しました。



 この回路を標準的な電圧供給(VCC1として12V、VCC2は9V)として動かしてみました。LOには11MHzをSGから与え、RFにはどよよん実験室標準の「2ジェネ@7MHz」から0dBmを印加し、APB-3で出力の「角」を測定しました。ミキサーの出力には-20dBのアッテネータを噛ましています。



 IC全体の消費電流は70mAとして測定しました。ミキサーのゲインを大凡-1dBとしてOIPを計算すると、+27dBm程度になっています。2SK125のクワッドミキサーと同程度のものが、IC一つで実現できそう あれこれ弄ると、入力の細工やコントロール端子への電流供給の加減で、IP的にもう少し良い結果が得られることが分かってきました。次の記事では、この辺りを纏めたいと思っていますので、興味のある方は乞うご期待

修正 2017.03.04>
 数行上の色付けしてある「OIP」は誤記修正(IIPと記述していました・・・)です。

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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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