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ジャン測カウンタは壊れたのか!?

2017-04-13      
 桜を過ぎ、漸く本物の春到来・・・日の入りもずっと遅くなり、早めに退社して空を見上げると薄暮が密やかに迎えてくれます。あれだけ煌びやかだった宵の明星は、どうやら役目を終えたようです。
 4月から職種が変わったお陰で不慣れな雑事に追われているものの、少しずつ呼吸が整ってくれば、中断中のIF関連の実験に目が行くようになる一方で、周辺回路の検討も並行して進めています。このところは、クリスタルフィルタに仕立てるつもりの発振子の諸元を知るべく、「やはり簡単なテスト回路が要るなぁ・・・どうせ作るなら長期使用に耐えるようなものがいいなぁ」と欲が出てきてしまい、あれこれ考え倦ねています。

 実は水晶発振のテスト回路の実験途上で、「初めてのジャン測」たる周波数カウンタが誤動作を起こすようになりました。電源投入後暫くはまともに動いているものの、暖まってくるとLED表示が全部消えてしまうという有りがちな挙動・・・どこかのデバイスが熱でサチっちゃうパターンです。早速、フタを開けあちこち弄くり回して怪しげな部分を見つけました。



 変なメンディングテープが貼ってある部分は、心臓部たる発振部分の温度を測るための造作。その手前にあるデバイス名が完全に消えてしまった8ピンのゲジゲジが、どうやら不具合原因のようです。

 このIC「TL7700」は、電源変動監視用のICです。このICがかなり黒ずみ、劣化していることが見て取れますね。不具合を起こした状態で、ここにエアーダスターを吹きかけると時折正常に戻るため、急冷剤を買ってきて吹きかけ実験・・・すると、百発百中で正常化することが判りました。少々古いデバイスですが、かなりポピュラーなICであることから「まぁ、どこかで売ってるでしょう」と探ってみると、入手は容易そう。早速、「中華取引」で取り寄せることに・・・到着したら換装作業を行いたいと思っていました。

 ところが、この少々煤けたICを前後左右に揺すぶってみたら不具合が起きなくなってしまいました。ひょっとすると、このICの経年変化というより、「足の接触不良」という感じだったのかも知れず、ハンダあげやり直したら直ってしまうかも

 今週末は、この辺りをもう少し追っかけようと思います。
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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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