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SSB復調アダプタの味見終了

2017-05-27      
 既にWW WPX CWが始まっており、開始から5局程15mでQSOしました。午後からはエアコンの掃除などして、ちょっと本腰を入れようと思っているのは夜間の40/20mと決め、ちょっと手が空いたんで製作中のSSB復調アダプタの中間報告を記しておきましょう。

 まずは回路図です。



 図中左側のLM1496H周辺の”*”はデータシートのサンプルと違う値のもの・・・手持ちのE12系で近い値で代用したものですが、まぁ、許容範囲だろうという程度。また、ゲインの調整ができるよう半固定抵抗を置いています。
 右側はオペアンプで大凡10dBのゲインを稼ぎます。±電源は2つの抵抗(1KΩ)で分圧した中点をグランドとし、2つのオペアンプの+端子に与えた簡易なものです。左右何れも調整箇所はありませんから、この辺りは配線ミスがなければ動くはず。



 こんな具合に必要なものを接続しました。キャリア入力には300mVの局発を与えればいいんですが、肝心の信号ソースを何にしたかというと、中波放送・・・我が家で最も強く入感する文化放送をターゲットにすべく1134KHzの信号をキャリア入力に入れ、ステルス君をロングワイヤーに見立ててワニ口クリップで同軸の芯線のみを接続。そして通電・・・いやぁ、思った通り()ウンともスンともいいません。基板をひっくり返して確認すると、接続ミスが3カ所もありました。簡単な回路なんでナメて掛かったのが不味かった・・・。直ぐに処置して再度接続すると、見事に文化放送が聞こえてきました 音量も十分で音質もそこそこ良く、復調回路としてキチンと動いていることが確認できました。

 暫く聞いていると、3秒程の長い周期のQSBがあることに気付きました。これは、局発として与えているSGの周波数と放送周波数のズレが原因であり、SGと文化放送との周波数差が数百ミリHzズレているということ。中波放送の周波数精度は定かではありませんが、トンでもなくズレていることもないでしょうから、我がジャン測SGの周波数確度もそこそこのレベルと言えそうですね。

 後はケースインしてから入出力の特性(ゲインと周波数特性)を測定して完成・・・コンテストと併走して組み立てちゃいたいと思っていますが、上手くいくかどうかは「春風任せ」ということにしておきましょうかね
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音良さそうですね♪

おはようございます。

なかなか凝った復調回路ですね。左右のレシーバへ独立したオペアンプのAFアンプとか、出力に高品質のケミコンおごったりとか、すごいこだわりを感じます。

AFは後にアンプは設けない方針でしょうか。となるとIF段のゲインを高めに設定されるのかなと想像しています。

次はフィルタとのことですが、楽しみにしています。

コンデンサは無駄遣いかも

ぶんきゅうさん、コメントありがとうございます。

いやぁ、こんな仕掛けで高音質かどうか分かりませんが、多分もう同じようなものは作らないと思い、ジャンク使いを止めた次第です。
ただ、オーディオ帯は「癖」が無いようなので、上手く活用していきたいと思います。

既にフィルタに使う水晶の諸元を測定するためのアダプタは製作を終え、環境は整いました。この終末にはある程度発表できるかも!?
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