OCXOを半分直す
2018-09-14
三連休直前ですが(
)、一つ記事にしておきます。
このところのメインディッシュであるGPSDOの周波数安定度の基準として使っていた、我が「周波数基準の神」であるOCXOの出力低下に気付きました。
このOCXO・・・”MV89A"のカタログ値は50Ω負荷で”+7dBm”となっており、過去記事を確認したら購入時からレベル低下があったようですが、この度は”自作”ではあるものの、多分・・・いやきっと・・・いやいや辛うじて正確そうな電力計で測ったら、何と20dBm近く低い”-11dBm”という結果。これは、どこかがイカレポンチだろうとネット情報を漁ったら、やはりこのOCXOに付き纏う故障であることが判りました。即ち「出力のチップコンデンサの劣化」ということで、こいつを換装すべく100Wのハンダゴテとシュッ太郎の組み合わせでフタ外し。
ターゲットのコンデンサの容量を測ったら51pF・・・本来は0.1uFの筈ですから、こいつがダメダメなのは明白。そしてこのコンデンサをちょいちょい突っついていたら、本体部分がポロッと外れてしまいました。

こうなりゃ、このコンデンサの換装・・・同じ容量のものが無かった上にサイズも一回り大きかったんですが、0.01uFのチップコンデンサで埋め合わせ。

この状態で出力を測ったら”+3.7dBm”まで上昇。でもカタログ値である+7dBmにはほど遠い感じです。回路図を追ってさらに怪しげな部分を見つけましたが、これ以上”Teardown”するには勇気が必要なため、勇気もヘッタクレも持ち合わせの無いここのブログ主は、元通りフタを閉めてしまいました。
この処置により、出力が元に戻って・・・なら嬉しかったんですが、上記のような有様。それでも「神は神」ですから、このOCXOの安定度を信じて、もう少し活躍して貰おうと思います。

このところのメインディッシュであるGPSDOの周波数安定度の基準として使っていた、我が「周波数基準の神」であるOCXOの出力低下に気付きました。
このOCXO・・・”MV89A"のカタログ値は50Ω負荷で”+7dBm”となっており、過去記事を確認したら購入時からレベル低下があったようですが、この度は”自作”ではあるものの、多分・・・いやきっと・・・いやいや辛うじて正確そうな電力計で測ったら、何と20dBm近く低い”-11dBm”という結果。これは、どこかがイカレポンチだろうとネット情報を漁ったら、やはりこのOCXOに付き纏う故障であることが判りました。即ち「出力のチップコンデンサの劣化」ということで、こいつを換装すべく100Wのハンダゴテとシュッ太郎の組み合わせでフタ外し。
ターゲットのコンデンサの容量を測ったら51pF・・・本来は0.1uFの筈ですから、こいつがダメダメなのは明白。そしてこのコンデンサをちょいちょい突っついていたら、本体部分がポロッと外れてしまいました。

こうなりゃ、このコンデンサの換装・・・同じ容量のものが無かった上にサイズも一回り大きかったんですが、0.01uFのチップコンデンサで埋め合わせ。

この状態で出力を測ったら”+3.7dBm”まで上昇。でもカタログ値である+7dBmにはほど遠い感じです。回路図を追ってさらに怪しげな部分を見つけましたが、これ以上”Teardown”するには勇気が必要なため、勇気もヘッタクレも持ち合わせの無いここのブログ主は、元通りフタを閉めてしまいました。
この処置により、出力が元に戻って・・・なら嬉しかったんですが、上記のような有様。それでも「神は神」ですから、このOCXOの安定度を信じて、もう少し活躍して貰おうと思います。
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