fc2ブログ

クロックモジュールの換装

2018-10-06      
 10月は、多くの企業が”下期”と称する期の切り替え時期であり、当年度の事業計画を見直す時期。昨日は我がコマーシャル先も下期キックオフが催され、そのあと会社近くの飲み屋で・・・という流れになり、例によって”痛飲”してしまいました。朝起きてもまだ少し目が回っていて、ゴミ出しで階段を降りるのにやや緊張しました。

 仕立て中の周波数カウンタのアンプ部は以前に組み立て済みのものを使おうと思い、この基板に乗っかっているクロックモジュールの安定度を調べてみると、ここ最近の室温・・・25℃から27℃くらいの温度範囲でかなり動いてしまうことが判りました。そこで、評判の良い秋月の”超高精度”と銘打った奴を確認してみると、これでも±百mHz程度動いてしまうことから、ジャン測カウンタのクロックに使って好結果だった”CFPT-125シリーズ”の10MHzのVC-TCXO(LFTVXO009900)を使うことにし、ブレボ実験を経て換装することにしました。



 ジャン測カウンタの時と同様、またしても惑星探査機の如く4本足にしてDIP8ピンのソケットに挿して使うことにしました。この発振器は3.3V動作ですから近くにレギュレータを置きましたが、元のクロックモジュールの位置に上手く押し込めました

 この状態で発振器の周辺温度(スナップで発振器の上側にある黒頭が温度センサー)と発振周波数を長時間監視していますが、25℃から27℃の間で±30mHzに収まっているようです。この程度の変動なら、きちんとケーシングすればかなり安定したクロック源になりそうです

 そろそろカウンタ部をブレボから卒業させ、例によって秋月C基板に組んでみようと思うんですが、クロックが10MHzになったことから分周回路に工夫が要りそう・・・この休み中にやっつけたいところです

修正 2018.10.11>
 申し訳ない・・・秋月の超高精度クロックモジュールの周波数変動は単位が「ミリHz」です。いまさらですが、小文字の”m”を記入しました。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

No title

失礼します。VM39S5G の安定度は良くなかったのですか。秋月唯一の VCTCXO なので期待していたのですが。電圧制御なしの TG-5021 は 10MHz, 12,8MHz, 20MHz のを買ってます。こちらを優先して評価したほうがいいんでしょうね。情報ありがとうございました。

実験の仕方で差が大きくなった可能性

@@さん、少しフォローさせて下さい。

今回の実験は、クロック搭載基板を剥き出しの状態で行っており、このハンデをきちんと考察する必要があると思います。

秋月モジュールは、明らかに周辺温度が直接的に発振回路に影響します(ケースに穴が開いている、基板裏が塞がっていない)が、CFPT-125の方は一体成形のために有利です。

また、温度だけでなく、空気の動き(風)にも秋月モジュールは構造的に弱いと考えられます。

秋月モジュールは、組み立ての際に熱遮断・・・例えば小さなケースに入れ、モジュールごと外気の影響を受けないようにするなど工夫すれば、あまり遜色なくイケそうな気がします。

No title

ドリフト周波数の訂正、拝見しました。
「12.8MHz で ±100Hz って± 7.8ppm?そんな粗悪品だったの?」
と感じていました。千分の一なら納得です。

申し訳ないです・・・

@@さん、こんばんは。

本当に申し訳ないです・・・。こんな所に自ら落とし穴を仕掛けているとは思いませんでした。

秋月モジュールは先にコメントした通り、あとは「取り付け方」が安定度を決めると思いますので、是非工夫されてください。

これに懲りずに、また寄って下さいね(^^)/~
Calendar
09 | 2023/10 | 11
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
New !
Category
Comments
Monthly Archives
Track Backs
Counter
Sunspot Now !

 


Survey Results

 

Profile

どよよん無線技士

Author :どよよん無線技士
こおるさいん:JM1DPL

アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

メールは「JARL経由」でお願いします。

Links
Follow me !
RSS Links
QR Code
QR