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CONDX冴えないJIDX参戦中・・・

2015-04-12      
 仕事が年度初めの忙しさの中にあっても、8年前にDXコンテストのデビュー戦となったJIDX-CWは、やはり出場せずにはいられません。事前準備は殆どできなかったものの、今年も「毎度のQRP設備」と「特に代わり映えしないオペレータの腕」での参戦となりました。既にサイクル24の衰退期真っただ中であり多くは望めない半面、SSNが下がっている状態でのローバンドのCONDX・・・今後の主戦場となるであろう40mの様子についてある程度様子を掴んでおくべく、特に「夜の部」に主眼を置いて挑むことにしました。

 気になったのは、直前まで大人しかった地磁気もこのコンテストに参戦したかったらしく()、前日にKp値が6・・・磁気嵐が発生するほどの乱れよう これには流石に意気消沈しましたが、フレア由来ではないこの地磁気の乱れが早く終息するよう祈りながら開始時間を迎えました。

 16時開始からの数時間は、このコンテストの「毎度の雰囲気」となるハイバンドでの近場とのQSO。これは、SSNの高低にはあまり左右されない感じで、地理的優位のVK/ZLを最遠として、極東アジアとミクロネシア近辺のコンテスト常連局に拾って貰います。数年前のSSNピーク時にはさらにEUが開けていて大変楽しいものでしたが、今に及んでは流石にQRPと軒下ステルス君では厳しく、ZONE16が聞こえてはいたもののQSOはできませんでした。

 19時少し前からは釣竿君の出番となり、40mに降りていきました。ここも定番の「西海岸のすんげぇ」の局長さんに助けられつつ、局数を伸ばしていく・・・となるわけですが、何やら参加局が少ない模様。一方、Uゾーンはそこそこの参加があるようで、19時台のQSO数は15・・・まずまずのレート。その後1時間程度は適度にQSO数が上がっていったものの、ここらで頭打ちになりました。そこで、昨年の結果と比較してみると局数はほぼ同数を推移しており、事前情報である「地磁気乱れ」の影響はそれほど大きくなく、CONDX云々より「我が設備限界説」の方が有力なのかなぁ・・・とこの時点では思いました

 途中、20mも覗いてみましたがこちらは全く太刀打ちできるような状況では無く、ZONE18,19を各1局ずつ。どうも1/4λに見立てた釣竿君(20m運用時に中間のローディングコイルをショートして、5mちょっとの垂直ワイヤーにして運用)では、このバンドはあまり宜しくありません MMANAによるとどういう訳か打上角がかなり高いようで、80m/40mの方がマシなよう・・・。とは言え、これ以上の工夫もなかなか難しく、毎度がっかりします
 ただ、昨年は聞こえていた西海岸が全く聞こえず、少なくともCONDXは良いとは言えない状況なんじゃなかろうか・・・と思い、一旦「我が設備限界説」は棚上げ。

 さて、夜半を過ぎればお待ちかねの「EU@40m」の時間です。勿論、5Wと短縮ワイヤーでどうあがいても、そうそうポンポンとQSOできるわけはないんですが、最低ノルマとしてZONE16までは飛ばしたいわけですね
 ところが、やはりあまりCONDXが芳しくないのか、毎度QSOできるZONE16の2局が振り向いてくれません やはりCONDXが悪いんだろうか・・・と思ったものの、「ATT-ONオペレーション」で会得したS=6くらいの信号強度には、QSBのピーク時には届いています。他の局を呼び回りながら(といっても、殆ど空振りなんですが・・・)この2局をワッチしつつ時々ちょっかいを出していると、漸く0時半過ぎにその内の1局をGet・・・までは良かったんですが、その後が続かず。
 2時を過ぎるとZONE15が入感してきます。ここが頑張り所なんですが、今年は収穫無し。やはりCONDXが悪いのか・・・と思えど、そこそこSは振っていますからこれまた釈然としません。結局、3時過ぎに漸くもう1局の方とQSO。さらに、もう1局のZONE16増量で打ち止め&納竿となりました。

 暫しの仮眠から目が覚め、15mの西海岸狙い・・・ここ数年に比してかなり弱く入感していましたが、何とかZONE3,4をGet。10mは諦めてしまいましたが、ひとまずこれで良しとして合間にこの記事を書いた次第です。11時半現在49QSOと全く振るいませんが、夕刻のEUにちょっぴり期待しつつ、マッタリ過ごしたいと思います。

大失態・・・ログ出すの忘れた(ToT)

2014-12-07      
 先週金曜日に忘年会戦線の「初戦」を無事に終えました。少々大人数だったため、まだ若い幹事が上手く取り回せるか心配しましたが、まずまずのノリで大いに飲みました

 昨日は未だ拘っているLCメータの改善を行うべく、水魚堂さんのBschでユニバーサル基板への部品搭載図面を作成したり、このところご無沙汰だったPICの開発環境のバージョンアップを行ったりと、歯医者に行った以外はまたしても引き籠もっていました
 そんな中、ふっと思い出したのが、先週末の「WW DX CW」のログ提出が未だだったこと。「そうそう、このコンテストの提出期限って結構早いんだよねぇ・・・」とルールのページを見に行くと・・・えっ、終わってるやん

 『ログ提出はコンテスト終了後5日以内: SSBログは2014年10月31日 2359UTC、CWログは2014年12月5日 2359UTC.』

 何となく1週間だと思い込んでいて、今週末に片付ければと高を括っていたのが不味かった・・・もう、後の祭りです



 自分の「足跡残し」として集計結果と40mのマルチをアップしておくことにしました。やはりこの中では自分的には「HK」が光ります eQSLではもうConfirm済み・・・いやぁ、早いなぁ
 40mの結果として40QSOくらいは、その日のCONDXで「米国西海岸」まで届けば叩き出せる数字になりました。5W+釣竿君という組み合わせは、多分今後もあまり変わらないでしょうから、これまでの40mの結果も参考にしながら、さらなる改善点を見つけて1局でも多く交信できるようにして、そろそろやってくるであろう「冬の時代」・・・サイクル25までの長い長いローバンド・メインの期間にも飽きずに続けられるようにしたいと思います。

CQ WW DX Contest CW 2014 参戦記

2014-12-01      
 副題:CONDXはまずまず、それでも不完全燃焼な2日間・・・唯一の救いは

 今年は太陽活動がいい感じに活発(SSNは高め、地磁気は大人しいめ)だったため、かなり期待してこのコンテストを指折り数えてきたんですが、直前にプライベートの雑事が惹起し、結局何の準備もできぬまま当日を迎えるというここ数年なかったシチュエーションになりました。まぁ、所詮は趣味の世界ですから優先度は下がるわけですが、「中座」を覚悟しながらの参戦・・・ちょっと切ない感じで本番を迎えました。

 エントリーバンドをどうするか・・・毎度悩むこのチョイス、今年は10mにしてみました。ハイバンドのスタートでは、西海岸狙いが定番。毎度10mが後手になってしまいちょっと焦るんだよなぁ・・・という反省を活かすべく、CONDXも良さそうだしなんとかなるべぇと思い切った次第。
 1st QSOは00:06z、ZONE 03という正に定番中の定番。ところが後が続かず、2nd QSOが00:17z 決して調子がいいとは言えない形となりましたが、01:00zに15mにスイッチして03:00zまでの都合3時間で26QSO・・・まぁ、悪くないレートになりました。その後も15mで比較的高レートでQSOしつつ、お待ちかねの「南米タイム」突入 といっても、偶然にオンエアする南米局がいて⇒我が5W電波がちゃんと届いて⇒あまりパイルになっていなくて・・・というプロセスをクリアする必要があります。
 ところが、S&Pを続けていると、何とLU出現「ふっ、狙い通りだぜ」とすかさずコール。ちょっと手間取りましたが、無事Get 毎度同じようなカントリーですが、これで「南米スタンプラリー」は目出度くコンプリです ちょいおまけにCXともQSOでき、スタンプは2個になりました。

 その後、04:30zには10mへQSY。直前のSSNが150を超え&K-indexは1、どう考えても「ハイバンド有利」となれば、できるだけ高いバンドで応答率を上げたいわけですな。案の定、10mはEUが沢山・・・なんですが、我が設備でも本当に時折目の当たりにする「絶好」(EUの奥の方まで、メーターを振らして入感するようなこと)とまでは行っていないような それでも、ZONE15-18まで埋まり、例年とほぼ同様な推移となりました。ZONE19,20は「明日」にお預け。

 さぁ、お待ちかねの「出竿タイム」・・・09:00zにセットアップして40mへ。いやぁ、日が暮れるのが早い早い 09:04zにUA0を捕まえたのを皮切りに、並み居る米国西海岸艦隊を・・・となるのが通例なんですが、どういう訳か列強が居並んでいるはずの西海岸が弱い 強い局でもS9+10dB程度で、なかなかつながりません。特にアンテナ周りは弄っていませんので、このところ好調だった釣竿君の機嫌が悪いとも考えられず、鳴かず飛ばずでこの夜を過ごしてしまいました。その上、睡魔でぶつ切りに仮眠してしまい、結局15QSO程で納竿

 2日目・・・40mの不調を引き摺り、この日の日中帯は何ともやる気が出ない時間を過ごして夕方を待ちました。昨日と同じようなCONDXのようだったんで15mに注力したものの南米スタンプ3個目(LU)を獲得した以外は実らず 結局は昨日と同様に10mサーフィン。ZONE16を中心にそこそこのQSO数を獲得したもののやはり「絶好」とは言い難い感じで、特にめぼしいところはありませんでした。さらに、昨日取りこぼしのZONE19,20の内、何と19の方が未QSO 15mでは特に晩秋特有の「ごっついエコー」で宇宙人と交信しているような有様・・・これには本当に苦労しました。

 この日の出竿は雑事に追われて少し遅くなり、10:00zからスタート。前日と打って変わって・・・といっても並のCONDXのようで、昨日は弱々しかった西海岸がS9+20dBで軒並み入感。S&Pしつつ強めの局を探していると、ZFが入感しているじゃありませんか パイルもそこそこだったんですが拘って呼ぶこと30分・・・撃沈
 ところが、捨てる神ありゃ何とやらで、直後にHK1が強力に入感しているのを見つけ、こちらは見事にGet もうこれで、殆ど満足しちゃった感じでいると、今度はOHを発見 40mバンドの妙味・・・「あちこちいっぺんに聞こえるDXバンド」の妙味を感じつつ、こちらもGet し、満腹感増量。
 その後は、弱まりつつある西海岸を聞きながら別のことに手を染めつつEUが強くなるのを待ちました。そして、17:00zを回るとEUの信号が急上昇・・・これも予定調和ですね。4局ほど立て続けにQSOしたところで、一旦手を止めると・・・実は、ここで不覚にも眠ってしまいました ウイークデーに鳴る06:30Jの目覚ましで起こされ、「げっ、釣竿君出しっぱだぁぁ・・・」と慌てて納竿。そして最後は、ちょこっと15mでWを増量し、あまり締まりのないエンディングで今年のコンテストは幕となりました。

 昨年のこのコンテストで既に5W+ヘッポコアンテナ群での限界が見えてきており、今年もCONDX次第の部分はあったものの、ある程度達観しての参加。その上、余裕を持って参戦できなかった分、途中でモチベーションが下がってしまったことも否めません。次回までには何らかの「目標設定」が必要だなぁ・・・と思いつつ、多分ハイバンドのCONDXはさらに落ちちゃうんでしょうから、案外「40mバンドのみ」というシングルバンド参戦もアリかなぁ・・・と思う次第。
 特に、40mの開け方をさらに研究したり、釣竿君の「もう一捻り」(カウンターポイズの改良、リニアローディング等々)を施したりと、課題もありますから、今後のよい「教材」にもなりそうです。

 何となく不発のような気もした今回のコンテスト・・・128QSOという数字は兎も角、「40mでHK」というのはちょっと「出た甲斐」を感じましたんで、これでヨシとしましょうかね。

 恒例の記念撮影はこれ。



 今回のコンテストではPHILIPSのヘッドホンを使わず、10月の千葉コンに持参した「音楽用安物」のヘッドホンを使いました。PHILIPSのヘッドホンの音は申し分ないんですが、完全密閉のため長時間着用にはなかなか馴染みません。さらに千葉コンに持って行くにはちょっと大きく嵩張るため、急遽「低音があまり出ないヘッドホン」として購入したaudio-technica の「ATH-FW33」です。普段は、PC用のイージーリスニングとして使っていますが、結構いい塩梅です。値段も安いんで、「ぶっ壊れたらまた買える」という安心感もあり、最近はPHILIPS君がいじけています

 これで、今年度のコンテストは(多分)終了となりました。来年も上手いこと目標を見つけて楽しみたいと思います。

ナンチャッテ・・・で3up!? WW-WPX 2014 雑記

2014-05-26      
 毎度のマジ参戦とはかけ離れた気合いでダラダラと続けた今年のWW-WPXなんで、「参戦記」とはせず、トピックス風にまとめておきます。

 開始早々は、直前まで続いていた地磁気嵐の影響であまりパッとしないCONDXでしたが、初日の夕方にはハイバンドでもEUが聞こえていましたから、まずまずだったのかなぁ・・・。SSNも急上昇した(NICTの5/24の日報ではSSN=90)ことから「イケるかな」と思ったものの、初日夕方のEUはボウズ 唯一、定番となりつつある「CW5W」(CWで5Wじゃないですよ)を軒下ステルス君、それも20mでGet し、ちょっとやる気で夜を迎えました。

 40mは定番の「西海岸シリーズ」・・・と思いきや、聞き慣れぬPrefix を早々に聞いてしまいました。「OCってどこだべ」と調べてみると、何とPeru そこそこS も振っており途切れなく呼ばれていましたが、8分ほどの格闘で何とかGet ・・・これで1upです。

 この季節、忘れてならないのは「夜中のハイバンド」・・・というわけで15mを中心に覗くと、やはりEU方面が開けています。中でもCyprusの「P3N」がS9+20dBで入感 しかし、あちこちから呼ばれており交信には至りませんでした・・・。数局のEU増量の中、この日は睡魔が+60dBくらいになってしまい、朝方面白い20m/40mを諦めて早々に納竿。

 翌25日の午前中から午後に掛けては、それこそゴロゴロしながら時々起き上がってワッチという有様。まぁ、「至福の刻」とも言えますが、目新しいところは殆ど無し。そして夕刻・・・EUがそこそこ聞こえてきましたが、やはり軒下君(お、改名か)では太刀打ちできず、出竿時間待ち。
 出竿後は、昨日拾い忘れた40mの西海岸を拾いながらハイバンドをタヌキワッチ。すると、やはり夜間のEUは前日同様の有様。そして、昨日逃したCyprus を見つけて呼ぶと、流石にパイルは下火。何とか拾って貰って1upです。

 その後も15mにへばりついたもののCONDXが案外浮き沈みしており、なかなか交信成立ならず・・・だったんですが、01時を回った辺りから安定してきました。そして、これもNew One となる Luxembourg をGet で1up。過去に何度もフラれた聞き慣れたコールサイン・・・思わずガッツポーズ

 その後は朝方まで粘って40mの様子見をしましたが、「ATT入りでS6ボーダ」という我が設備の交信可能信号強度に至る局は少なく、QRZとコールサインの一部コピーの山となってしまい、4時過ぎに納竿しました。

 結果的に3up となった今回のコンテスト・・・参加ノウハウとして特筆すべきポイントはなかったものの、QRP-DXCCとしてまた一歩(3upだから3歩か)前進することができました。まぁ、満足・・・しておきましょうかね

WW-WPXに日和見参戦中・・・

2014-05-24      
 どうもこのコンテストは、やはり「やる気満々」では望めないのが常・・・今年も、直前に地磁気嵐が起きるなど、それこそやる気が削がれる方向に持っていかれ、挙げ句の果てには早起きのし過ぎでコンテスト直前にウトウトしてしまい、気づいたら開始時間を過ぎているという体たらく おまけに1.5Hほど「昼寝」までしてしまいました

 結局、10時に参戦してからこれまで(そろそろ18時)で14QSOです。それでも、昨年の「地磁気嵐丸かぶり」の状況よりは少しましかなぁ・・・と昨年のログを見てみると、「出竿時間」(完全に日没した19時半くらい)までのQSO数としては「+1」という結果です。
 15時過ぎから15mでEUがチラホラ聞こえてきたものの、SSNが芳しくないことから我が設備ではQSOは難しい一方、「日中」に初めてWを捕まえたり、ステルス君に仕込んだ20mのあまり効率がよろしくないアンテナでまたしても「Uruguay」と交信できたりと、そこそこ楽しめてはいるんですが、どうも気が乗らない・・・

 机の上は「コンテスト仕様」にしてありますからそこそこ片付いているし、いっそのこと工作へ・・・という浮気の虫も動いてきていたりして やれやれ、これで今夜の40mが芳しくなかったら、きっと工作寄りに舵を切ってしまうんでしょうね ひとまず、「存在証明」はできたということで・・・。

JIDX-CW 2014 参戦記

2014-04-14      
 副題:結局は芳しくないCONDX・・・それでも、目から鱗の出来事が

 コンテスト前にある程度CONDXの予測が利くようになったため、過剰期待が裏切られることは無くなったものの、逆に「ノレナイ」という部分を考えると、コンテスト開始までは黒点活動や電波伝搬に纏わる情報を見ない方が良さそうにも思える昨今のコンテスト参戦事情・・・直前の記事に書いた通り、かなりの不調を余儀なくされるであろうことを覚悟して開始時間を迎えました。

 初っ端は10m。このコンテストは、ローバンドと10mの得点が高いんで・・・というより、夕刻16時からのスタートとなれば「ハイバンドでEU狙い」が常套手段でしょう。ところが、やはり軽い地磁気嵐の影響でBVとZLを捕まえるのがやっとの有様 「こりゃぁ、思ったよりCONDX悪そうだぞ・・・」と20mへ直ぐにQSY。しかし、こちらも殆ど何も聞こえず、UA0と何とかQSOして15mへ・・・この時点で凡そ1Hが経過。
 15mはそこそこ聞こえていて、メチャメチャ強いモンゴルとモスクワより1000Kmほど日本寄りのZone16局を含め、1時間半弱の間に13QSO・・・と、まずまずのレートでQSOできました。最低ノルマのZON16-19 はひとまず押さえられました。

 夕飯を終えて漸く釣り竿君の出番、そして40mへ。毎度の西海岸とUゾーンのこっち側で「局数稼ぎ」というシチュエーションでは、ハイバンドのような「悪CONDX感」は無かったものの、ちょっと参加局数が少ないかな という感触。また、いつもは苦労する「近場」では、HL局が数局頑張っていてくれたお陰で「ZONE25」をモノにできました。

 ひとしきりS&Pして呼べる局がいなくなったため、手持ち無沙汰に何を思ったかこのブログの局長さん、徐にCQを出し始めました 流石にもう少し大きなコンテストでは「隙間」が見当たらないことが多くてそれこそS&Pをずっと続けることが常だった上、幾ら何でも「5W+50%短縮釣り竿ホイップ」では無理であろう・・・と試したことがありませんでしたが、悪CONDXに出鼻で挫かれ、若干戦意喪失気味の思いが、遂にマッドな暴挙に転じたわけです。JIDXは、海外局からすれば「対日本の局とのQSO」しか得点になりませんから、中にはマニアックな御仁()もいらっしゃるかもしれず。
 まぁ、呼ばれるわけも無い・・・と、CQを出すと面白いように上昇する「電源内部温度計」を眺めて半ばボンヤリして過ごしていると、うわぁ、何か呼ばれてる 「QRZ」を打ち返すのが精一杯でしたが、確かにW6・・・あれまぁ、届いているんだ 冷静に考えれば、呼んで応答を貰っているわけですから、そりゃぁ届いているんでしょうが、きっと弱いであろう我がヒョロヒョロ電波を奇特にも拾って頂けるなんて・・・感無量です ご自宅まで押し掛けていってハグしたいところ(って、悪ノリすんな
 1局で終えると「奇跡の・・・」みたいになってレジェンドが増えるわけですが()、逆に「まだ呼ばれるべ」と不埒にもCQ連呼。すると、12分後に2局目をGet つまり、いい塩梅の周波数で混信から逃れ、上手い具合に「S&Pしている局」がいれば呼ばれるんだということが解りました・・・って当ったり前ですね それでも、たったの5Wと直ぐ隣の6F建てマンションを飛び越えていくというビハインドがやはり上手く解釈できませんが、今後のコンテスト、とりわけ国内コンテストでは、少し「CQ作戦」も視野に入れて見ようかと思った次第。

 さて、ここまでCQ連呼し、ひょっとしたらリバースビーコンに拾われているのでは・・・と、「夢のRBNデビュー」を確認してみました。すると・・・



 やっほーぃ、デビューを果たしていました 1252z 時の西海岸での信号強度は国内のローカル局をも凌ぐ・・・っていうか、40mの釣り竿君、DX向き(打ち上げ角が低い)かも知れませんよ ははぁ、ハワイにも届いているのね
 これを頼りに、自分のアンテナのスペックをより詳しく知る方法もありそう。何にせよ「CQを出してコールサインをデテクトして貰う」という部分で躊躇はありますが、バンドのプロパゲーションの確認にも使えそうですね。

 そんなこんなで22時を回り、漸く20mでお決まりのWと数QSO・・・しかし、やはりCONDXはあまり良くなっていません。並行して見ていた地磁気の暴れ具合は、10mで苦戦していたコンテスト開始から数時間は酷かったもののそこから回復基調だったため、もしや早めにクリアになるか・・・と期待していましたが、そこまで甘くありません
 もうこうなると、40mの朝方のEUに期待すべく時間潰しがしたくなり、「80mはどうなのよ」と覗いてみることに。いやぁ、殆ど全く聞こえませんが、唯一モンゴルがS9+で入感。完全無視を覚悟して呼んでみると・・・「QRZ」が返るではありませんか そこで、ちょっと長めにコールしますが、お返事はやはり「QRZ」。つまり、呼んでいることには気づいてくれるようで、暫く間隔を開け(連呼すると、流石に悪いですからね)あまり呼ばれていないところを見計らってコール、その度に「QRZ」・・・を何度か繰り返しましたが、結局諦めました。
 それにしても、1/4λ見当で25%にも短縮された釣り竿アンテナで海外局が振り向いてくれるなんて、にわかには信じられない気がしています。もっと良いCONDXなら、或いは・・・と、次のチャンスに期待が膨らみました

 朝方の40mEUはOKが1局止まり。それでも貴重なZONE15です。とにかく全体に信号が弱く、我が設備の最低信号強度を超えてくる局がまばらで、「これじゃぁ無理だわぃ」と04時には早めの納竿とし、翌朝目覚まし起きを誓って

 07時、目覚ましで起床し、早速10/15mのW狙い・・・なんですが、相変わらずCONDX低迷 正直、もうやめようかとも思いましたが、桜花賞の予想をしたり、「春の工作祭り」のターゲットである作り物の回路図を眺めたり、CW用のオーディオフィルタのシミュレーションをしたり・・・って、既に半ばリタイヤしながらも、夕刻のハイバンド・オープンを待ちました。
 しかし、CONDXは結局あまり良くない状態が継続し、QRP参戦としては厳しい状況・・・夕飯を食べたら糸が切れたが如くなり、納竿してQRTしました。

 結果は73QSO。特に分析するまでもありません。記念写真の代わりに、コンテスト中のKp-Indexを。



 大凡、矢印の部分がコンテスト時間帯です。軒並み高かったことが判ります。過去の経験上、Kp値が3を超えていると上手くありませんから、地磁気の乱れに殆ど潰されていたわけですね。特に、開始直後のハイバンド不調は判り易く、翌朝(13日の0時UTC辺り)の不調も・・・って、結局ハイバンドは潰されまくりだったわけですね・・・

 まぁそれでも、40mでCQに応答があってRBNデビュー、80mで海外まで電波が飛んでいたらしい・・・と、ちょっと印象的なコンテストではありました。さて、来年はどうなることか・・・

強風を凌いで「ARRL DX CW」プチ参戦

2014-02-17      
 先週の記録的な大雪に引き続き、またしても週末狙いの雪が降りましたね 金曜は午後から早め帰宅の指示を出しつつ、自分も17時前には家に着いていましたが、結局本格化したのは21時過ぎ・・・我が家の帰宅組は結構影響を受けたようですが、その前に高イビキで寝てしまっていたようです

 土曜の朝9時から「ARRL International DX Contest 」のCW部門がスタートしたんですが、気づいたのが10時過ぎ おまけに、ベランダは雪と雨のコラボで洪水状態 SWR を下げようもなく、参加を断念・・・と思ったら、今回の雪はとにかく「水っぽい雪」だったことに加え、後半は雨がある程度降ったことでどんどん溶けていき、日曜の朝にはベランダも普段通りの状態になっていました。こうなれば「味見参戦」は大いにアリ とばかりに、開始から24時間を超えた09時Jから参戦しました。

 午前中は専ら15/10mを覗くことになりますが、米国はステルス君のバックサイド・・・というか、我が家の直ぐ隣の6階建てマンションを飛び越えていく必要があり、正直あんまり飛んでいきません まぁ、今に始まったことではありませんが、「10局くらいは交信できるべさ・・・」と強そうな局を順番に呼んで、昼までに13QSO。コンテスト2日目、かつ3Hの成績としてはまずまずでしょうか。メインは夕方から夜の40mですからあまり頑張り過ぎず、ひとまず違うことを始めて夕暮れを待ちました。

 ところが、雪をもたらした低気圧がどんどん発達し、関東地方はかなりの強風に晒される羽目に その上、この低気圧がゆっくり進んだことで、夕餉の買い物の時点でもこの強風が収まらない状態。40mは釣り竿君ありきのため半ば諦めたんですが、18時過ぎには体感で5m前後の風となり、19時前に恐る恐る釣り竿君セッティング・・・これならいける

 お空の状態もまだ「春」とは言えないことから、何となく40mは結構いい感じなんじゃないかなぁ と勝手に思っていたんですが、西海岸連合軍はやはり強烈な信号を送り込んできていました。今回特に強かった信号はこんなに振ってます



 単に接写モードで写したかっただけですが(って、おい)+40dBにも届かんとする強力な電波です。こんなの初めて見たわ 他の局も比較的強力に入感していたような気がしますが、冬の普段の日における平均がどの程度なのか判らず、まだまだ謎は謎のまま

 そして午前中と同じく3Hほどで納竿するまでに27QSOとなりました。1Hで9QSOはまずまずのペースと言えますが、マルチは以下の通り。



 合計11マルチです。40mのVEとのQSOはまだまだレア感があり結構嬉しいんですが、米本土で「おっ」と思えるような「奥っちょ」には流石に届かず・・・。本当にCONDXが良い日には、東海岸も夢ではないんでしょうかねぇ

 このコンテストでは、QRP運用であることがコンテストナンバーで判ります。勿論、コンテストライクに「淡々と処理される」というのが普通ではあるものの、「FB」の一言でもかけて貰えると嬉しいものです。遠く米国の同好の士から送られる、それも「72 GL」といった略号であっても、何だかホンノリと温かい気持ちになるのも「QRPの醍醐味」かも知れませんね

 たったの40QSOですが、結構楽しめた今年のコンテストでした・・・って、まだ終わってないや

ローバンド&QRP@アパマンハムのコンテスト参戦の可能性

2013-11-28      
 先日の「WW DX CW」が終わって数日経ったら、にわかに黒点が増えてやがる・・・結局、クルクル太陽の活性面がこちらを向いていないとダメだし、向いていても「大きなため息」をつかれるとアウトなんですよね。まぁ、ここを振り返っても仕方がないんですが、実は先日のコンテストの初日と二日目の差異を捕まえた感じがあるんで、まずはこれを忘れないように記しておきます。



 多分、二日目(上図のNov 24)の方がCONDXが良かったんじゃ・・・と思われる方も多いと思います。たまたま初日には地磁気の乱れがそれなりにあって、夕刻のハイバンドは若干上手くなかったように感じられたかも知れません。
 一方、SSN等々の動きはリンクにも貼ってあるMUFマップで拾っています(コンテスト開始直前と終了後)が、ハイバンドにはちょっとイタい動きが見て取れます。

11/23 SSN=97 A-Index=2 Xray=B5.55
11/24 SSN=79 A-Index=1 Xray=B4.64

 2日目の方がSSNが下降しています。しかし、地磁気自体は大人しくなってきていますから、50超えのSSNでFBなQSOをされた「QRPではない局」は沢山いらっしゃったと思います。

 この論旨でローバンドに目を向けると、SSNがあまり支配項にならない下の方のバンドは明らかに、地磁気が大人しい「二日目の勝利」ということになるんでしょう。実際、40m辺りでもその手応えは感じられましたから、もっとローバンドだと結構「GUD CONDX」だったとお見受けします。素人故に、ちょっとオカルトな情報かも知れませんが、これら地磁気の様子は断然「関係有り」と、特にQRP局としては考えていいと思っています。

 さて、本題は「CONDXのお話」ではないんです

 40mを5Wに軒先釣り竿君@8mHという運用スタイルで過ごしてたことから、所詮「弱きを挫くが世の常よ・・・」と、落ち武者の如く感じていましたが、どうも「逆」に考えていた部分があることに気づきました。

 まずはアンテナ自体の優劣。例えば、市街地の一軒家のお宅でアンテナを立てた場合、40mで結構良さ気なアンテナをそれなりの高さに設置すること・・・これは案外骨の折れることかも知れず、長めのGPや風雨にさらされたベントダイポールが関の山かも。そうすると、二階屋の上辺り(或いはもっと上)にそれこそ毎度毎度「ベストマッチ」のワイヤーアンテナを突き出している我らアパマン隠密部隊も「捨てたモンじゃないぞ・・・」となるような気がしてきました。まぁ、自己弁護ですけどね
 こうしたアンテナの差異は、ハイバンドになれば前述の市街地一軒家局であっても「ギリギリ3エレ八木が上げられるぜぃ」といった方との戦いになるんで、ど~考えても太刀打ちできないわけですが、流石に40mの3エレを平気で上げられる方も少ないでしょうから、ある意味ローバンドの方が「ポン刀 vs ドス」(って、いいのかよ・・・おい)くらいの戦いができそうな気がしてきました。

 さらには受信能力。無論、アンテナ自体がショボいアパマンハムは、聞こえないと切ないんで()受信ゲインをアゲアゲにしていることが多いと思います。さほど抑圧も受けないし・・・。ところが、受信ゲインを上げて対象局の信号「だけ」が強くなるならいざ知らず、それこそ「余計な信号」も強くなるわけです。
 ハイバンドであれば、たま~に「これは弱いから無理だろう・・・」と思われる局を呼んだら、何の神の計らいか拾ってくれたりする「イッツ ア ミラコー」な経験もありますが、流石にローバンドではあまりないシチュエーション。逆に、強めで安定した局を「粘り強く何度も呼んで漸く交信成立」というのが定番になりますから、要はその対象局が聞こえれば済む程度に受信ゲインを落としてしまった方がよく、これで「聞き疲れ」からは圧倒的に開放されます。

 先日のコンテスト(40m)で、どうもS9+15dB以上の局しか相手をしてくれなかったことから、何気なく「じゃぁ、プリ切ってATTを入れても聞こえる局しか応答無いジャン・・・」と、何とも当ったり前なことを思いついて実行してみると、全く静かなバックノイズの中に対象局が浮かんで聞こえること、さらに「S=5で聞こえる局とS=6で聞こえる局の応答差」(※)が解るようになり、それこそS=3程度の局はひとまず飛ばして別の強めの局探し・・・という、今までのスタイルを一新する運用方法を見つけました

 この話、文章では伝わり難いかも知れませんが、とにかく不要なノイズのない信号は圧倒的に聞き易いことや、QSBの谷に差し掛かったら一回呼ぶのを止めるという、言わば「間合い」まで計れるようになり、もう少し気の利いたオーディオフィルタとの組み合わせで、イイ感じの運用環境が構築できるような気がしてきました

 こうなると、ローバンド(といっても、主戦場は40mでしょうが・・・)に対する取り組みも変わってきますし、SSN下降による「ハイバンド不況」になっても、DXコンテストへの情熱を失わずにいられる気がしてきました。即ち、アパマンでQRP、かつアンテナもそれほどでも・・・という局長さんも、楽しみようがあると思うというのが結論。う~ん、いろいろ奥が深いのなぁ・・・。

※2013/11/29 自分のための備忘録
 今の設備で40mのEUは、「プリOFF&ATT ON」でS≧6だと何度かのトライでほぼ確実に応答があるようだ。S=4,5くらいになると怪しげ、S≦3では無理な様子。

CQ WW DX Contest CW 2013 参戦記

2013-11-25      
 副題:当てにすると上昇しないCONDX、それでも40m攻略法を垣間見ることに

 毎度期待を馳せる「CQ WW DX CW 2013」に懲りもせず参戦しました。「懲りもせず」というのは、そろそろ我が設備の限界が見えてきたことに加え、QRP故に「到達距離がこれ以上伸びない」というある意味での達観・・・余程ハイバンドが「爆発的なGUD CONDX」にならないと、飛躍的なスコア・アップは望めないという半ば「諦め」に近い気持ちがあったからです。
 とは言え、普段交信できないようなDX局(っていうか、「Antenna Farm」たるそれこそ「ヤギ」をこちらに向けたスッゲーところ)とタイミングさえ合えば案外簡単にQSOできちゃう感じというのもコンテストならではのことであり、まぁ参戦しないということはありません 直前に勝手に予想しちゃった「SSNも奮わない」っていうことが気掛かりではあったものの、08:30Jには完璧な準備を終えハイバンドをワッチ、09:00には毎度のスタートライン・・・15mからスタートしました。以降、UTCにて。

 ◆ 1日目

 1st QSOはどういうワケか「XV」でした。どうもW方面があんまり芳しくなく、2局目はWだったものの、その後は太平洋を一巡した感じ。そこで、昨年出遅れてしまった10mに01時Uには上がってしまい、フェードアウト気味のWを何とか拾って同様に太平洋を順に呼び出しました。そして、何とも強力な毎度お馴染み「CW5W」をGet 軒下のステルス君でS9+って、どういうワケよ・・・
 その後も、比較的好調な10mを中心に15mと行ったり来たり。ただ、QSOレートは去年に比して明らかに悪く、去年の方が「まだマシ」といった案配。この辺り、モロにその時点のCONDX任せの非力な軒下ステルス君では致し方ありませんが、04:50U過ぎに早くも東欧が聞こえ始め、05:01UにUA4・・・ZONE16を捕まえ、結局08時U過ぎまでは10m中心にジリジリとQSO数を伸ばしました。

 さぁ、漸く日没を迎えて出竿し40mへ。これも毎度お馴染み「Uゾーンのこっちサイド」と「西海岸艦隊」をランダムに呼び出すもののそれほど強くなく、さりとて40m攻略開始から15QSOを超えてひとまずのマルチは埋まったため、「ここは仮眠よのう・・・」と2H程度の仮眠を敢行。まんまと目覚ましで起き15:30Uから戦列復帰。すると、西海岸の時間は終わってしまい、EU方面が入感し始めていました。ちょっと浦島状態。
 40mでのEUとのQSOはかなり難儀することは分かっていたものの、昨年のQSO実績とは異なる「釣り竿君のグレードアップ」・・・1mほど余計に突き出せること、ローディングコイルがでかくなったこと、そしてなにより「各コンテスト@40mでEUとの交信実績が増えてきたこと」を勇気の源()にして、明らかにS9+10dB以上の局を呼ぶと、やはりポツリポツリと応答があり、ZONE15の「HA」を含めて6QSO。本当に40mはここ1年余りで「躍進」の感があります
 極めつけは、あまり呼ばれていないペディ中の「N8A」を簡単にGet。まぁ、既に皆さんQSO済みだったんでしょうが、何だか寂しげな感じでした。
 その後も40mサーベイは続けたものの途中うつらうつらとしてしまい、夜明け前の20mと15mで1QSOし納竿、ひとまず初日はQRTして夢の中へ

 ◆ 2日目

 2Hの仮眠を終えて23:00Uには何とか起き出しました。W狙いで起きたもののそれほど多くのQSOはできず、VEを含む数局とQSO。そして、昨日ちょっと調子が良かった10mを覗き見したもののあまりパッとしません
 そもそも、このバンドはSWRがあまり低くなく、アンテナ直下で1.6程度だったため、少しでもマシにしようと無謀にもマッチングボックスの延長コンデンサを取り外して調整用のバリコンを接続・・・と奮闘するも、結局「現状のコンデンサでほぼ最適値」ということを再認識して元に戻したり。要は正直、ちょっと飽きちゃった感じでした。
 夕飯前に仮眠を取り、日没して夕飯を平らげて出竿。すると、西海岸艦隊がフワフワとまばらに入感。これ、昨年の2日目にも同じようなことがあって、てっきり「2日目はアクティビティが低いんじゃないか・・・」と邪推していましたが、ひとまず珍し目のところを探してS&P・・・すると、CEが同様にフワフワと入感しています。ピークでS=8くらい。ダメ元で呼んでみたら、何と一発で応答があり、DXCC+1となりました
 しかしその後は弱々しいWと戯れつつEU方面のオープンまでの推移を知りたくなり、たまに「次回作のチップのデータシート」を見たり、デジタルオシロの入門本を読み返したりと浮気しながらちょくちょくワッチしていると、12時Uを回り出した頃からにわかにW方面が強くなり始め、数局Get の後、ZONE5とQSO成立 その後も14時U過ぎまではW方面優勢で推移しました。

 EU側のオープンは、逆に14時U少し前から強めの局が入感し始めました。昨日取りこぼしたZONE17を漸く捕まえたもののやはりQSOレートははかばかしくありません。
 ただ、EUとのQSO最適時間は一体いつなんだろう・・・と思い、こうなったら長期戦になるのを覚悟し、途中睡魔に襲われながらもあれこれ思案。そして、効率よくQSOする秘策を思いついたのが19時Uを回ったところでした。そこから納竿までの2Hで6QSO増量。丁度、ZONE15まで伸びてきたところで、バンド・ニューが一杯になりました

 ◆ コンテスト終了、そして・・・

 さて納竿して少し仮眠、ラストスパートの「15m/10mのW祭り」へ・・・と思ったんですが、何となくもうお腹一杯という気がして、結局そのまま昼まで寝てしまいました。納竿時点で、残り41QSO以上できないと昨年の自己記録を抜くことができなかったこともありますが、何となくW方面のCONDXが劇的に好転していると思えなかったからです。
 総QSO数は110とあまり奮わなかったものの、40mが通用し始めたことは大変大きな収穫 総局数の約半数の53QSOが40mでのものとなり、その内15QSOが「Asiatic Russia」を除くEUでした。ZONE数も14個。たったの5Wでは「夢のEU」と思っていたのが、そこそこのCONDX(多分、2日目は好CONDXと言って良いんじゃないかな)で何とかQSOできちゃうということが証明できましたし、40m以下はSSNの高さ(多さ)が好材料にならないでしょうから、今後末永く各種のDXコンテストを楽しむ上で、降下中の太陽活動も考えると、楽しみの枠が大きく拡がったように感じています。
 また、48Hのコンテストには、やはり送信出力と設備から考えたら「アホゥ、寝とけや」という時間が確実に存在します。タイム・スケジュールをきちんと立てて臨まないとかなり無駄がありますから、何も有休を繰り出してまでせずとも十分に楽しめる方法がありそうです。まぁ、年数回の機会に有休ケチっても仕方がないんですがね

 恒例の記念撮影は、以下のようなスナップになりました。



 この中で一番活躍したのは、手前でテカっている青マウス。そうそう、CTESTWINの自動送出をクリックするだけでコールサインやコンテストナンバーが送出できちゃいますからね・・・と思うでしょ ブーッ QRP運用では、一部取りこぼしが頻発しますから、その時々に応じた「打ち分け」が必要なため、やはりパドル操作が必須なんです。今回のコンテストのナンバーは流石に聞き返されたりしませんが、この辺りが一般局(って言うのか)とは少し様子が違います。
 マウスの横のバリコンは、上に書いた「余興用」です。このくらいの容量のバリコンが、延長コンデンサの調整には必要・・・って、コンテストには関係なかったですね

 ハイバンドがさらに好CONDXだったら・・・という部分が悔やまれますが、「40m祭りだった」ということで今年のこのコンテストは矛を収めたいと思います。

WPXの賞状!

2013-10-05      
 今年の5月に開催された「CQ WW WPX」のCW部門に参加したことは、「CMEのいけず~」と書いた記事で既に晒してあり、CONDXがメチャクチャ悪かった中、軒下のステルス君に20mを追加してLUを仕留めたことくらいが思い出されるコンテストでした。

 今日帰宅すると、A4サイズの航空便が届いていました。何と中身がちょっぴり透けて見えており、赤地で字抜きの「CQ」が目立っているもの・・・そう、このコンテストの賞状が届いたんです これには魂消ました



 郵送中に少し曲げられてしまったようで、左上に「これから使うであろう黄色い文鎮」を置いてありますが、正真正銘の賞状です。で、これを見ながら暫しウヒョウヒョしてから()表彰された内容をよく読むと「関東1位」ということのようです、わっはっは それでも賞は賞・・・何より、歴史と権威あるコンテストの賞状ですから、例えそれが「日本の1エリア」であっても嬉しいもんだなぁ・・・としみじみ 「QRP」も明記されていますから、これは額にでも入れて飾っておこうかしらん
 コンテスト結果を見ると、「アジアで8位」という記録にもなっているようです・・・って、本人全く自覚がないんですが、参加局が皆きちんとログを出されていたら、この「珍事」は無かったでしょうね。

 ローカルコンテストでも上位入賞経験はありませんから(過去にクラブ局で全国2位というのはありましたが、個人としては全く無縁・・・)、実に全然想像していなかった形で賞状を貰っちゃったという、今年の無線関連10大ニュースのトップは確実でしょう・・・ってあと9個なんだろう
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どよよん無線技士

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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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