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2021-03-18      
 3月も中旬を過ぎ、近くの桜が開花し始めました。漸く春到来・・・結構気温も上がってきて過ごし易くなりました。非常事態宣言もあと数日で解除されるようですが、各種の数値は良くなったものばかりではなく、まだまだ油断できませんね。

 実は先日、昨年5月に購入して使っていた中華アンプのスピーカ端子が俄かにぶっ壊れました。特に普段弄るようなところではないんで、何で壊れたのか分かりませんが、やはりこの辺りが中〇クオリティーなんでしょうかね。
 勿論これを直すことは造作もなく、お誂え向けに同じ形状のスピーカ端子も持っていたんですが、そもそもこの安っちいアンプを直すよりも、さらに安っちい怪しげなアンプはないか・・・と物色し、Kinter社の”MA-170”という小さいアンプを見つけてポチっとな



 派手な赤のカラーリングと色変化するLED搭載という目立ちたがり屋ですが、元のアンプより一回り小さいところが気に入りました。それに何と”野口英世”でお釣りがくるという安さ

 この手のアンプは、初段のオペアンプや電解コン・フィルムコンの換装で音質向上を狙えるというのがウリで、ちょっとのはんだ付け作業で自己満足に浸るには最適。そこで、元々載っていた怪しげな”NJM4558”を抜いてICソケットに置き換え、音響信号周辺のコンデンサを全取っ換えし、手持ちのオーディオ向きなオペアンプと換装して遊びました。

 このアンプは安さ故に2chのオペアンプ1つで左右を賄っているため、トーンコントロールの特性が全くイケていません。回路を追うといわゆるCR型のトーンコントロール回路であることが分かり、その定数でLTspiceでシミュレートしてみると明らかに可変範囲の取り過ぎで妙な特性になっていることが分かりました。
 ただ、そもそも8cmの自作フルレンジをある程度の大きさの音で聞く分には、PC側のイコライザの手を借りつつ自分好みの音色になるように調整して良しとしてしまえばよく、オペアンプは1個50円@秋月の”NJM072D”で落ち着き、チープでご機嫌な音を鳴らしてくれています。後は、スピーカ端子が壊れないことを祈りましょうか

 昨日は、AliExpressからこんなものが届きました。



 ”AD9834”のモジュールです。モジュール単体では400円ちょっとで、これも値段に惹かれて衝動買い 自分の運用スタイルに必要な周辺機器で、こうしたDDSを使って作ってみたいものはあるんですが、いつになることやら・・・。因みに、右側に写り込んでいるのは5mm程の金属スペーサとネジの入った袋です。

 このモジュールをよく見ると”AD9834”は”BRUZ”が載っています。ということは、カタログスペックとしてはLOが50MHzになりますが、その横に乗っかっているオシレータは75MHzになっています。この周波数ならカタログスペックでは”CRUZ”が正解。
 ただ、アマチュア的な動作範囲としては、こうしたオーバークロック的な使い方でも「動けばいい」わけです。特にこれらAD社のDDSについては、JA9TTT/加藤OMが興味深い様々な実験をなさっており、それらの記事を読んで「このモジュール構成でも何とか動くだろう」と高を括っています。どちらかといえば、このLOの発振波形の良し悪しが問題になるような気がします。後で”Tiny-SA”で見てみましょうかね

 コロナ禍で長いこと工作熱が冷めてしまっている状態ですが、少し陽気が良くなって、ちょっと気分転換に手を出したい気持ちも出てきました。まぁ、”次回作”はのんびり考えましょうかね

HARD・OFFに行ってみたけど…

2021-02-14      
 昨夜は大きな地震がありましたね。会社の安否システムが稼働したため、夜中に関係者と連絡を取りつつ社員の安否を確認したものの、自宅が都内や南関東の連中からは流石に安否情報がなかなか集まらず、結局今日の01時過ぎまで対応してたんですが、朝は早起きになってしまった身体・・・06時過ぎに起きてしまいました

 既に先週となってしまいましたが、噂に聞く”HARD・OFF”に行ってみたくなり、電車とタクシーを使って最寄りの店舗に行ってみました。こういうときは殆どの場合”自家用車”で店舗に向かうんでしょうが、既に30年を超えるペーパードライバー&クルマ無しにはそれも無理で、ちょいと散財を覚悟し、さらに”不要不急”にならぬよう他の用事とのコラボで出掛けた次第

 ”HARD・OFF”と言えば、各種の金物・・・家電やオーディオ機器、カメラや楽器が主な取り扱いとなる中古品販売店ですが、少なからず自分が欲しそうな無線関連・測定器関連が希にある場合があることが判っていたんで「淡い期待」で行ってみました。



 ありがちな佇まいの店舗の1Fは”OFF HOUSE”で、いわゆるアウトレットが一杯のフロアでしたが、自分には全く興味なくそそくさと2Fへ。何やら「自粛が緩んだ」と言われる中、お店の中はそれほど混んでいませんでした。

 時間はタップリあったので隅々まで物色したんですが、結論から言うと目的とするようなジャンクはこれっぽっちもありません 仕方なく、密かに欲しいものリストに入っているアコギをしげしげと眺め、万券3枚ほどのもの(新品ならその5倍ほどのもの)の前で逡巡しましたが結局購入には至らず、用事を済ますべく滞在時間1時間弱で店を後にしました。
 店から離れる交通機関は”Google Map"で市営バスを見つけ、運良く直ぐに来る模様・・・暫し”市内観光”となりました。初めて乗る路線でしたが、コロナ禍の前まで各駅停車を”飲み過ぎ"で失ってタクシー利用した道を久々に逆行し、少し懐かしい感じがしました。気分転換は十分にできましたから、このブログをご覧の方々にも”公営バスツアー”はお薦めかも・・・期せずして、束の間の息抜きとなりました

 新型コロナの感染者数は減少方向ではあるものの、非常事態宣言が延長されまだまだ予断は許されません。明日から都内本社への通勤が数日続きますが、緩まぬようちょっぴり緊張して通勤したいと思います

FT8をやってみた

2021-01-18      
 年明けは、”緊急事態宣言”の再発出で仕事は大混乱  それも、1月8日金曜日ってワザと混乱を起こさせるような日に再発出となり、少し通常勤務に傾いてきた日常が在宅勤務多めの状態になりました。まぁ「漠とした恐れが漂う通勤」からは若干解放されるものの、(これもコロナ禍で判ったことではありますが)案外出勤しないと片付かない仕事も多く、良いのやら悪いのやら・・・総じて普通の顕微鏡では見られない小っこいのに翻弄されているわけですな。大なり小なり皆さんもお気を付け下され

 別に再発出とは関係ないんですが、冬休み中にアタリを付けていた”FT8”に1月8日の夜から参戦し始めました。今回記事はこの辺りをまとめておきたいと思います。
 因みに今日は、随分前に予定した年次有休を取っています。まだ今年度取得可能数の半分程度であり、2,3月にも何日かは取得したいと思っていますが実は仕事の方は結構忙しく、明日から却って多忙を重ねた感じもありますが、まぁ目を瞑りましょう

 FT8参戦はIC-705にWSJT-Xというお手軽接続で周波数帯は40m一択。冬休み中にひとまず軒下ロングワイヤーで受信はできるようになりましたんで、この日は完全に”夜”になってからゆっくりと、久々に釣竿君・・・センターローディングの約5.5m長垂直アンテナを上げました。出力は無論5W・・・CWより大きな電力を焼べたらQRPerの名が廃るでしょ マンション3階ベランダからですが、これでも運(=CONDX)が良ければCW-QRPでもそこそこつながりますから、人気絶頂(随分過ぎたかな)のFT8でもイケるでしょう

 暫くは受信専門でワッチ(Detectだね)していると、軒下ロングワイヤーとは違う多くの局が強く入感しています。そろそろ呼んでみるか・・・と、強く入感している局を呼んでみるもつながらず、勿論冷やかしでCQを出しても電気代の無駄になる時間が過ぎていきました。軒下ロングワイヤーでは絶対に無理だと思い、冷やかしでは呼んでみたものの振られさらに釣り竿君でも振られるとなると、「もう無理」ということになりますが、CWより-20dBほどS/Nが低くても交信できると謳われているFT8・・・「そんなワケはない」と粘りました。
 40mの真冬のCONDXは未知ではあったものの”太平洋”という鏡のような反射板の方向、かつ”ウルトラ”を持つ米国西海岸局なら酔狂にも拾ってくれそうだと踏んで、少し時間が遅いかと思いつつN7某局を呼んでみました。すると”-24dB”という大変光栄なレポート共にQSOが成立しました それにしても”-24dB”というと、FT8のDetectの下限ですよね・・・流石は西海岸ですな

 その後は要領を得たもんで、ロシアの記念局(qrz.comではモスクワ近郊)、アラスカ、ロシアの何とYL局と交信成功となりました この日は朝方(06:00JST頃)まで粘りましたが、「目眩くEU」(めくるめくって読んでね)とは遭遇できませんでした。それでもこの日はこれで”大満足”でした

 そうそう、デジタル通信では自分の電波伝搬の様子が判る”PSKreporter.info”があります。これで、自分の電波がどこまで、どのくらいの強さで届いているかが判るとても便利なシステムです。そこで、この日の電波伝搬状況を確認してみました。



 これは、アンテナを"納竿"して3時間くらい後のものですが、大凡どこまで電波が届いていたのかが判ります。CWで出場するコンテストくらいの範囲には何とか届いているようですね。

 これはあくまで釣り竿君の成績ですが、ここ数年定番の”逆L”ではどうなのか グランドプレーンの形状による変化は CONDXによる差異は・・・などなど、まだ確認することが幾つかあります。実は既に、幾つかのデータ取りは終了しているんですが、今日のところはここまでとしましょうか

 もう暫く、FT8関連の記事か続くかも知れませんが宜しくお願いします・・・って誰に言ってるんだ

TS-590とIC-705の受信性能比較 (2/2)

2021-01-05      
 IC-705の受信性能についての記事連投です。

 今回は、直前記事に記した「② Sherwood Engineering Inc.の受信性能データ」に基づき、TS-590シリーズとの比較を行います。TS-590のアップコンバージョンのバンド(ルーフィングが広いバンド)についてもデータがあったんで、これも比較できるようにまとめ直しました。



 このデータの左の方には、前回記事の「① PA1HR局(HANS REMEEUS氏)がまとめられているQSTマガジンのサマリーデータ」には無かった受信特性がまとめられています。
 昨今、ノイズフロアが極端に高いなどの問題を起こすような無線機はほぼ販売されていないとは思いますが、プリアンプのON/OFFでノイズフロアがどの程度変化するか、或いはその隣のAGCの"利き始め"などは、他の無線機と比較しても面白いでしょう まぁ、総じてTS-590シリーズとIC-705の差はそれほど大きくありませんね。

 "100KHz Blocking"は、①にも出てきた強信号によるブロッキングです。特にこっちは100KHz離調時の測定を行っていますから、凡そ目的信号の受信帯域外の強い信号がどの程度の影響を与えるかという見方であり、案の定TS-590シリーズが優秀です。このブロッキング特性も、IFフィルタを具備する強みと考えることができます。
 一方で、RFダイレクトサンプリングでは、サンプリングを担当するA/Dコンバータの入力過大を起こすポイントが必ずあって、それを超えるような信号は処理ができなくなります。IC-705は狭帯域(直前記事の"Blocking Gain Compression"の2KHz/20KHz離調時が共に124dB)でも広帯域(この記事の表で122dB)でも大きく変わらないのは、120dB超え辺りでA/Dコンバータの入力限界に達するという風に考えることができます。
 逆に、この値をノイズフロア(-127dBm)からのダイナミックレンジとして試算してみると、およそS9+68dB(-5dBm)くらいの信号でこの値に達するようです。TS-590Sはさらにその20dBくらい上になりますから、10mWくらいの信号を直接与えても大丈夫そうな勢い・・・

 "Sensitivity"は受信感度を示すものです。昔から、無線機の受信部の諸元には必ず表記されていますね。先にも書いたように、受信感度不足は昨今では全く問題になりませんから、これも数値を眺めて楽しめばいいと思います

 "LO Noise"は、ローカル発信源の"綺麗さ"を表しています。こいつが汚いと、ミキシング段で不要な混合が行われてしまいノイズや抑圧が増え、結果的に目的信号を聞き辛くしてしまうものです。狭い帯域にたくさんの強信号がひしめき合うような場合には特に問題になります。
 この数値は高いほどよく、ここ十年程度は普及機でも140dBc/Hz程度のものが多く作られたようですが、昨今の高級機の類は150dBc/Hzを超えているものもあり、ある意味メーカーの腕の見せ所なのかも知れません。ちなみに、その隣の"Spacing"はLOからどのくらい離調した測定かを示しています。

 "Front End Selectivity"は、フロントエンドのフィルタ方式です。今回の比較では、アナログ系のTS-590シリーズとDSP処理でフィルタを実現するデジタル系のIC-705なので、ここを比較しても意味がありませんので省略。

 "Filter Ultimate"はあまりよく解っていませんが、「フィルタの出来の良さ」と解釈しています 水晶発振子を並べて作ったラダー型などのフィルタでは、主にその素子数によって帯域幅が決まったり帯域内の特性が決まったりしましたが、昨今はこの辺りはデジタル処理されているものが多くなってきました。
 数値的にはIC-705の方が優秀です。技術革新・・・というか、流石に「凡そ10年前の無線機との比較」といった結果でしょうか。

 右のほうにDR(Dynamic Range)の20KHz/2KHz離調時のデータがあります。20KHz離調時は、明らかにTS-590シリーズに軍配。アップ/ダウンコンバートに関わらず、IFフィルタが入っている強みです。
 一方のIC-705では、2KHz離調時は殆ど変わらない結果・・・TS-590Sのアップコンバンドよりは明らかに勝っています。

 さぁ、これらの結果から何が分かったかというと、直前記事のほぼ焼き直し。IC-705は狭帯域(数KHz)の受信性能は"イイ線"だけど、もう少し広い帯域の特性(数十KHz以上)ではTS-590に負けている・・・まぁ、そんな感じですね。何れにせよ、然して強力局に悩まされていない今の自分にとってはIC-705でも運用上は全く困りませんし、手軽に取り回せるという意味で今後の主力機は明らかにIC-705になるような気がしています・・・。

 この2連投記事は2つのデータ値を鵜呑みにしていますが、測定誤差などの要素含みではあるものの、何れも”絶対値”をあてにしなければ相対的な比較には十分役立つと思います。ほんの一部の方にでもお役に立てれば、この2連投記事も浮かばれるってことですね

TS-590とIC-705の受信性能比較 (1/2)

2021-01-04      
 2021年の仕事が始まりました。今日は未だ本格的な通勤ラッシュに至っておらず、なんと最寄駅から都内の本社までの乗車時間約1時間をずっと座ることができました。こんなの初めて・・・まぁ、明日からは元の混雑っぷりになると思います

 寝正月を過ごしたとはいえ流石にネットサーフィンくらいはしましたし、最終日にはプチ工作まで手を出したと直前ブログでお知らせしましたが、そのネットサーフィンで時々チェックしていたIC-705の受信性能データがアップされているのに気づきました。

 自分が受信性能データをチェックしているのは、以下の2つです。

 ① PA1HR局(HANS REMEEUS氏)がまとめられているQSTマガジンのサマリーデータ
 ② Sherwood Engineering Inc.の受信性能データ

 ここには、多数の(殆どの?)アマチュア無線機に関する性能データが掲げられており、受信性能の客観的な比較には非常に便利です。リンクは張っていませんが、すぐに見つかると思います。

 この記事では、①のデータを読み易いように(というか、このブログで表示し易いように)まとめました。この表をクリックすると少し大きいのが現れます。



 左端に"3rdorder Dynamic Range"の2KHzの値(黄色でハッチングしたところ)で降順に並べて順位を付けていますが、自分の主力機であるTS-590S(自分が持っているのは50W機のため"D")が26位、IC-705が36位となっています。

 さて、最初のデータである"Reciprocal Mixing Dynamic Range"(RMDR)は、昨今のSSB/CW無線機器には欠かせない指標です。「近接する強信号の影響で、受信感度がどの程度の影響を受けるか」というものであり、このQSTのまとめでは小さい数字ほど良いということになります。特にコンテストなどの狭い範囲が極端に混んでいる場面では、この数値がモノを言うでしょう。
 残念ながら、TS-590Sの方は測定データがないものの、IC-705の2KHz離調時で"-110dB"という値は、兄貴分のIC-7300を超えてIC-7610にも引けを取らない値です。特にRFダイレクトサンプリングを採用した機器ではこの値が良好なものが多く、いわゆるスーパーヘテロダイン方式のものより優秀なようです。
 参考に、TS-590Sの後継であるTS-590SGのデータを下の方に付記していますが、RMDRに関して言えば、IC-705の方が優秀と言うことができそうです。

 次の"Blocking Gain Compression"も、目的信号が他の信号に抑圧されてしまう度合いを示すものです。目的信号より俄然強い信号を受信してその強い信号で受信アンプが直線性を失うような時、受信アンプのゲインが見かけ上小さくなり、目的信号が弱められてしまうというものです。
 この値は大きいほど良いというものですが、IC-705は結構奮闘しており、2KHz離調時の測定値はTS-590を若干上回っていますね。しかし、20KHzまで離調した場合はTS-590Sには及びません。

 続く"3rd Order Dynamic Range"は、他局の強い信号の合成により、実際には存在しない周波数にその信号が現れる度合いです(もっと詳しく説明したいんですが、JAIAから分かり易い説明ドキュメントが提供されていますのでご覧あれ~)。混雑しているバンド内には様々な強さの信号が無数にあり、それらが複雑に組み合わさるため、この”幽霊”のような架空の信号が目的信号に影響を与える場合があるわけです。
 この指標も大きい方が良いわけですが、これはTS-590Sに軍配。IFフィルタを具備する強みで、ある程度離調した信号は入ってきませんから、その恩恵が反映した測定値だと思います。
 残念ながら、IC-705では2KHz離調時と20KHz離調時に差はなく、満遍なく影響を受ける・・・そんな感じでしょうか

 最後の指標は俗に"IP3"などと略される"3rd Order Intercept"・・・これは、前述の"3rd Order Dynamic Range"の数値版と捉えていいと思います。目的信号以外の2つの信号が"幽霊"を作り出し、その信号が丁度目的信号と重なった場合に、その"幽霊"が目的信号と同じ強さになる点のことです。
 この指標は、IC-705では測定されていないため何とも言えませんが、その傾向は"3rd Order Dynamic Range"で推察できそう・・・TS-590Sに軍配でしょう。

 閑話休題。昔はフロントエンドの石にパワーMOSFETを使ってアイドリングをたくさん流して歪みを極力抑えたり、そのやや下のグレードでは"2SK125"に代表されるFETをゲート接地で動作させ、できるだけフロントエンドやそのあとのミキサー段で飽和しないように回路設計しました・・・って大昔の出来事のように言っていますが、アナログ好きの自作派はまだまだ「ゲート接地アンプで何とかしよう」という御仁も多いことでしょう。というか、自分は簡単なアナログ回路辺りまでしか手が出ません

 さぁ、大凡の受信性能の傾向は判りました。IC-705は狭帯域(数KHz)の受信性能は”イイ線”ではあるものの、コンテスト指定の周波数帯域(数十KHz以上)に多くの局がひしめき合うような状況においてはTS-590Sに軍配・・・という感じでしょうか。
 確かに、IC-705で初参戦した全市全郡でも、近接局が気になるという場面より少し離れた周波数にいる強力局の方が気になる感じでした。最近は、同市内の超強力局(コンテストステーション)が出現しないんで、過去のTS-590”D"での経験との比較ができませんが、大凡100K¥ちょいの小っこいリグにしたら、IC-705は「上出来中の上出来」かも知れません

 受信データチェックの②については、次回に回すことにしましょうかね

新年早々のハンダ付けなど

2021-01-03      
 長いはずだった冬休みも今日が最終日・・・明日から嫌~な通勤電車乗りが待っています。朝も早く起きなければならずちょっと憂鬱ですが、宮仕えとしてはまぁ仕方がないですね

 この冬休みは当初から(どうせ気軽に出掛けられるような世の中の状態ではないんで)休養に務めようと大人しくしていました。無線関連ソフトの整理も旧年中に済ませ、毎年の役割である年越し蕎麦の仕込みを終え、「さぁて蕎麦でもこしらえるか」と思いながらも冬休み前の目標であった”節酒”を解いて少し飲んだら寝てしまい、起きたら元旦の午前3時 翌朝改めて確認したら粗方蕎麦は平らげられており、自分だけ雑煮ならぬ”年越えた蕎麦”を食べて始まるという2021年となりました。

 通年の年始は初詣に行ったり年始の寄り合い(親戚の集まりですね)に行ったりで結構予定が詰まるんですが、流石に今年は静かに過ごすべく寝正月を決め込みました。ところが、元旦の年賀状にまみれて注文してあったM型コネクタが到着・・・これは何とかこの冬休み中に「中華クオリティで70cmに影響が出たケーブル」を直そうと思い立ちましたが、実際の作業が今日になってしましました。そして、どうせハンダ付けをするんであれば、まだバラックのままだったIC-705用の電源もタッパーに収容して危なくないようにするプチ工作もやっつけてしまいました。



 無造作に置いたケーブルと電源のスナップでワケワカですが、Mコネは普通にハンダ付けして動作確認したら、問題の70cmのSWR高騰は解消しました。一方の電源の方は、念のため陸軍端子を付けたり、AC側に不要となって転がっていたスイッチを入れたり(こいつ、一端に通電ランプが付いてます)、パッチンコアのフィルタを入れたり(同軸ケーブルの下敷きになってます・・・)で、そこそこまともな”13.8V直流電源”になりました。

 今年も、こんな調子でユルユルやっていきたいと思います。謹んで我が駄文を読んで頂いている皆様のご多幸をお祈り致します

2020年は過ぎ行くも・・・

2020-12-31      
 今年は何といっても”コロナ”という単語を嫌というほど聞かされた一年だった。それまでの”コロナ”と言えば、太陽を取り巻くアッツアツの領域だと思っていたが、自分としてはそれと同じくらいに伯父の家にあった”コロナストーブ”も馴染み深い。

 ”コロナストーブ”は火が着く芯の部分が円形であり、これを上から見ると正に燃えさかる太陽のように見える・・・恐らく命名主もそう思ったんだと思うし、今や画像で散々紹介されている新型コロナウィルスに至っても、触手のような、或いは吸盤のような”フィロポディア”をぐるりと纏う新型コロナウィルスも、確かに”コロナ”に似ているのかも知れない。

 この形態は何かに取り付くための構造としては秀逸であり、”機雷”なんかも同じような形をしている。だが、ここに来てまたしても、自分は違うものを思い出したりもする。



 こっちの方がしっくりする御仁もいるかと思う。こいつを友達と投げっこして家まで帰った記憶のある御仁も多いだろう。とは言え、今年はこんな形だが超ちっこいウィルスに翻弄された一年だった。

 仕事上、社員の教育を任される位置にいる自分にとって「オンラインでの教育コーディネート」には悩まされたし、親睦を図るためのイベントは3月以降は中止となった。さらに利用する教育機関も軒並み集合教育は止めてビデオによるものに差し替わっていった。
 打ち合わせも”在宅勤務”でもできるTV会議が主体となり、各家庭のインターネット接続の優劣や映像(専ら自分の顔)を送るための準備など、慣れないオペレーションを強いられた。

 一方で、こうした様々な障壁には必ず”解決策”があり、結果的に何とか乗り越えることができた一年でもあった。まぁ、大いに驕ってみれば、少なくとも”IT業界”の端くれの立ち位置だったことが奏功したんだと思う。曰く”たまたま”だろう。

 今年を締め括ろうにも新型コロナの影響は来年も覚悟すべきだろうし、居住まい正して”来年こそは・・・”といった抱負を述べる気にもなれない。せめてこの大晦日は、毎年恒例の年越し蕎麦を家族に振る舞い静かに幕を引きたいと思う。

年越し前に無線用ソフトを整える

2020-12-30      
 贅沢にも9連休と化した冬休みの中日を迎えました。この冬休みのテーマは”減酒”・・・日々飲む量が増え過ぎたと自覚し、この3日間は完全な禁酒を敢行すると、何やらお腹の具合が良くなったり多少腹回りがすっきりしたりと、そこそこ効果が見られるようになりました。流石に明日の大晦日の晩と元日はそこそこ飲みたいと思いますので、もう一晩は禁酒を継続します。

 一昨日、PCとIC-705の連携を強化すべく、これまで"CTESTWN”との接続は周波数の読み取りだけしかできない状態だったのを、USB接続のみでCTESTWINからのキーイングもできるように設定し、何とか動作できるようにセットアップが完了しました。本当は11月の終わりに開催された”WW DX CW”までにセットアップを済ませておけばもう少し楽な参戦ができたと思うんですが、ここに来て漸くキチンとした感じ。これで、”TURBO HAMLOG”を含めたよく使うソフトとの連係動作はできるようになりました。

 USBx1本で綺麗に片付いてしまうと、折角免許はあるのにTS-590では取っ付き辛かったデータ通信も覗いてみようと、IC-705でデータ通信(といっても、FT8一択ですね)に関するセットアップを行いました。
 ところが、”WSJT-X”の最新VerをインストールしていざCI-Vで接続しようとすると、まだ新参者であるIC-705の選択を”WSJT-X”ではできるようになっておらず、仕方なくIC-7300として設定してIC-705のCI-Vアドレスを変更してつながることを確認・・・結局、”CTESWIN”と”TURBO HAMLOG”の設定もIC-7300でイケるように設定し直しました。

 昨日はちょっとだけ大掃除(ってことは小掃除)をしながら、時折”WSJT-X”でFT8をワッチしたり40mのCWで呼んでも振られたりしながら過ごしていると、「そう言えば、このところのコンテストログを”LoTW”にアップしてないなぁ」と思い出し、”TQSL”を動かそうと思ったら「ない」・・・プログラムが入っていませんでした。
 入っていないものは入れればいいわけで、”TQSL”の最新版をダウンロードしてインストール。そして、証明書を入れようとしたら”期限切れ”との由。そうでした。”LoTW”には期限があったんでした 早速、証明書の再発行依頼を行いARRLからのメールを待ちましたが、流石に昨日中には返信無し。

 今朝起きたらLoTWの証明書が到着していたため、早速”TQSL”を整えました。結果的に2018年一杯のデータはアップされていたため、2019年以降のQSOデータをアップしました。いわゆる”worked”は現在98エンティティですが、”LoTW”でConfirmされているDXCC数は85になりました。QSOデータは、”eQSL”と”Clublog”にもアップしました。

 さぁ、ここまで整頓されてくると”CTESWIN”と”TURBO HAMLOG”も最新版にアップデートし、ひとまず全ての環境がピッカピカの”最新版”になりました。



 これでひとまず、無線関連ソフトの”大掃除”は完了ということで

序でに購入・・・IC-705に使えそうな電源

2020-12-27      
 本当は明日が今年の仕事納めなんですが、”有給休暇取得奨励日”たる会社の計らいでお休み・・・というわけで、一足先に冬期休暇に突入しました。都合9日間の連続休暇となり、昨日はノヘ~っと過ごし、今日もほぼノヘ~っと過ごしてしまいました

 とある作り物を計画しており、必要な部品をRSオンラインに注文しようと思って幾つかの部品を選んだものの送料に見合うような金額にならなかったため、何か必要なものは・・・と考えた挙げ句、IC-705用の手頃な電源を用意する気になりました。
 事前のチェックで、IC-705の最大出力時の消費電力は(一番大きくなる430MHzのFMでも)13.8Vで2Aちょいしか要らないことが判っていましたから、用意する電源は最大で3A程度のものがあれば十分、その上電圧可変や凝った表示は不要ですから、スイッチング電源の頃合いのものを購入してタッパーにブチ込めばOK・・・ということで、購入した電源がこちら。



 側面のスナップ・・・”XP Power”の型番”VCS50US15”です。幅が78mm、高さが35mm、奥行きが110.5mmで、超小型とまでは行きませんが、小さなタッパに収まる程度のものです。



 早速ご開帳・・・というわけで中を覗いてみました。まぁよくあるタイプのスイッチング電源ですね。これで15V3.3Aということで、野口英世×2枚+ちょいでの入手ですからコスパもそこそこ ただ、電解コンデンサ群は予想通り全て”中華もの”でした マニュアルによると、過電流防止用に”ポリスイッチ”(リセッタブルヒューズ)が具備されているようで、横着を決め込むなら特に外付けにヒューズを用意する必要は無いと思います。ノートPCなどの電源と同じように考えれば良いでしょう。

 この電源を無線機の標準である13.8Vの電圧に調整するのは簡単で、上のスナップの中央下部に見えるポテンションメータを弄れば簡単に調整できます。実際にこいつを回してみると、最低13.1V、最高16.8Vに調整できることが判りました。

 さて、この電源のノイズ波形を”デジオ君”(デジタルオシロ)で観てみました。が、あまりショッキングな波形()は得られず、AC測定で20mVp-p程度のギザギザ波形しか観測できません。そこで、HFの下の方・・・というか、中波から160m辺りをあれこれワッチしてみても、バッテリーでの受信に比して若干ノイズフロアが上がるものの、手持ちのDM-330MVで経験するようなスポッティーな強いノイズは確認できませんでした。まぁ、合格と言えそうですがここ暫くは”追試”しないと・・・。

 今日は夕餉の買い出しの序でに、近くの百均でとりあえずこの電源が入る大きさのタッパーを買ってきたんで、適当に穴を開けてこの電源を取り付けたいと思います。ショートさせてぶっ壊すと夢見が悪いですからね

tinySAが仲間入り! 不満はあるけどイイ感じ!?

2020-12-22      
 今年は寒くて敵いません。本社(都内)に向かう場合は、混雑電車を嫌って最寄り駅までのバスには今まで6時23分に乗れば良かったんですが、どういう訳か急にバスのダイヤの変更があって、結局6時12分発の”始発”に乗らなければならなくなりました 5時半起床⇒シャワー⇒身支度⇒外は0℃台というトンデモな毎日ですが、もうそろそろ年末年始休暇が見えてきました・・・あと一息、頑張りたいと思います。

 昨日は駅のプラットフォームから「明けの明星」、夕方にはビルの谷間から凡そ400年振りに超絶接近した木星と土星(1つにしか見えなかった・・・)を観測して帰ってきたら、ミニ測定器が到着していました。



 tinySAを入手しました 巷では悪徳業者の”紛い物”が出回ってきており注意が必要なようですが、そこは「中華取引の目利き」としては本家の製品を確保できたようです。って、余り驕ると痛い目に遭いそうなんで自慢は禁物

 まだ、保護シートを被った状態の本体は以下のよう。



 凡そ縦6cm弱、横9cm、厚さ2cmに満たない”Tiny”なスペアナです。パッと見は如何にも「頼りない・・・」といった塩梅ですが果たして・・・


 
 電源を上げると、それらしい波形が現れ一安心。その後キャリブレ一式を行い、お遊びでSGの出力やら計測してみると、そこそこ動いていることが判りました。少し驚いたのは、SG出力とその周波数の測定値が殆ど狂いなく表示され、SGの出力変化に追随して動く・・・リニアリティもキチンと再現できている点です。これなら、用途によっては超高価なスペアナは要らないかも

 そこそこ動くんで、最新のファームにアップグレード・・・ところが、ここで躓きました。ファームを書き込もうにも、エラーが出てしまいます

 この辺りの情報は先駆者たる諸OMが解説していますが、詰まるところ、Windowsが自動でインストールするドライバでは上手く行かず、”STM BOOTLOADER”のディフォルトのドライバを”zadig”というツールで”WinUSB”に変更して事なきを得ました。この辺りは、nanoVNAのファームウェアアップグレードの記事が役に立ちました。

 さて、本記事の本題はここから。

 上のスナップで判るように、大凡ノイズフロアを表すような波形が表示されるのですが、左の端の方、凡そ数MHzより下の辺りが、0の方向に向かって立ち上がっています。これは恐らくこうしたスペアナの方式上の問題でしょうが、どの程度なのかは知っておく必要はありそう・・・ってな訳で、tinySAのPCコントロールソフトでその様子をキャプチャーしてみました。



 このように、凡そ4MHzより下の方では、測定値が大きくなっています。このスナップは、LOW側の入力が開放の状態ですが、ショートさせてもほぼ同じような結果でした。

 万券半分にも満たない測定器に文句も言えませんが、これは自分が持っている”GigaST V4”と同じような傾向であり、安価故にIFフィルタ等を具備するわけに行かない(恐らくDirect Conversion方式)というのが原因でしょう。ま、目を瞑った方がいい部分ですが、せめてもう少し・・・1MHzくらいまでは保証して頂けると、普通のハム屋さんには好都合でしょう。

 逆に、先にも記したリニアリティはかなり高い周波数まで保証されているようで、少なくとも自分が試した100MHzくらいまでは測定値をある程度信じて良さそうです。何れHIGH側の入力をキャリブレして試してみたいと思います。

 このスペアナは、送信機の”高調波測定”には非常に便利な測定器になりそうです。また、SG機能と”NORMALIZE”を利用すればフィルタ特性などの測定には重宝すると思います。ちょっとしたお手軽実験・・・自分にとっては”ヘッポコ実験”には有用なツールになりそうです

2020.12.23>
 早合点しました。フィルタ特性の測定用に、少なくとも簡易的なSGのスイープくらい付いてるかと。外付けでトラジェネが必要ですね。

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アパマンというハンデにさらにQRPまで課し、失敗連続のヘッポコリグや周辺機器の製作・・・趣味というより「荒行」か!?

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